【MLB】パイレーツ・スキーンズが7回無安打11奪三振の快投で6勝目 ノーラン・ライアン以来の快挙も
【パイレーツ1-0ブリュワーズ】@アメリカンファミリー・フィールド
日本時間7月12日、パイレーツは敵地アメリカンファミリー・フィールドでのブリュワーズ3連戦の最終戦を迎え、7回表に奪った1点を守り抜いて1対0で完封勝利。首位ブリュワーズとの同地区対決3連戦を2勝1敗の勝ち越しで終えた。パイレーツ先発のポール・スキーンズは7回99球を投げて被安打0、奪三振11、与四球1、失点0という素晴らしいピッチングでデビューから無傷の6連勝。パイレーツ3番手のアロルディス・チャップマンが4セーブ目を挙げ、ブリュワーズ先発のアーロン・シバーリは7敗目(2勝)を喫した。 【動画】パイレーツ先発のポール・スキーンズが7イニングを無安打に抑える(MLB.comより) 1回表一死1・2塁の先制機を生かせないなど、なかなか得点を奪えなかったパイレーツだが、援護がないなかでも怪物スキーンズが見事なピッチングを披露した。2つの三振を奪って初回を三者凡退に抑えると、2回裏は2つの四死球でピンチを招いたものの、アンドリュー・モナステリオを空振り三振に仕留めて無失点。3回裏は三者三振に仕留め、5回裏先頭のジェイク・バウアーズの空振り三振で早くも2ケタ奪三振に到達した。7回表にヤスマニ・グランダルのタイムリー二塁打で先制してもらうと、7回裏を三者凡退に抑え、7回無安打11奪三振の快投。8回裏をコリン・ホルダーマン、9回裏をチャップマンが抑え、3投手による完封リレーが完成した。 自己最多タイの11奪三振をマークしたスキーンズは、これで8試合連続で7奪三振以上となり、球団記録を更新。また、スキーンズはデビュー2戦目(日本時間5月18日のカブス戦)でも6回無安打11奪三振の快投を見せており、同じシーズンに「6イニング以上無安打&11奪三振以上」を複数回記録するのは、1973年のノーラン・ライアンに次いで史上2人目の快挙となった。今季ここまで11試合に先発し、防御率は1.90まで向上。すでに選出されているオールスター・ゲームで先発のマウンドに立つ可能性も出てきた。