【齋藤薫完全監修】「更年期からも美容医療のいらない人生を」更年期ベスコスいいもの大賞発表!“大賞は金継ぎの再生術そのままに…”
美容ジャーナリストの齋藤薫さんが、メノポーズ世代のために選んだ名品、「更年期ベスコスいいもの大賞」。世代特有の悩みを解決した名品を 『週刊文春WOMAN2025創刊6周年記念号』 から、一部を編集の上、紹介します。 【画像】コスメデコルテ リポソーム アドバンスト リペアセラム 「更年期からが人生だ!」が、いよいよ現実のものとなってきた今、新たな問題が次々にあぶり出されている。「100歳までは生きたくない」という人の割合が、先進国で最も多いのは日本。不安がいっぱいだからというが、生きたくなくとも生きなきゃいけないなら、思いっきり前向きに生きたい。そのためには健康はもちろん、見た目も若々しくあるべきだが、そこでまた新たな問題が! 今、美容医療がみるみるポピュラーになり、誰もが気軽に受けられる時代にはなっているが、それだけに一般の医者が、収入も良く仕事も楽な美容外料にどんどん流出。医療業界全体にいびつな影響を与えるという問題が起きている。また同時に、更年期世代にとっても大きな問題が。 美容医療による若返りは続けなければ意味がない。高額な美容医療を年金生活で続けるのは経済的に厳しい。となれば、金持ちだけが見た目に圧倒的に若いという、非常に切ない格差が生まれるのは目に見えている。だからこそ文春ウーマンは、美容医療に必死に頼らずとも、平然と若くいるための名品にスポットを当て続けたいと考えた。メノポーズ、すなわち更年期世代のためにもう一度名品を選び直すべきではないかと考えたのだ。 新製品だけを対象とする世のベスコスとは一線を画し、あくまで更年期からも美容医療のいらない人生を生きるための新旧おり交ぜたベストコスメという特別な設え。アイテムごとになぜそれがベストなのかを、この世代特有の問題と照らし合わせながら厳正チョイス!
メノポーズ大賞
SK-II LXP 金継ぎシリーズ 割れた器が金継ぎでがぜん価値を増す……これぞメノポーズ時代の尊き申し子! 2024年コスメ界に衝撃が走った。日本の伝統工芸“金継ぎ”を哲学からテクニック、容器までそっくりなぞる化粧品の登場に沸いたのだ。割れた器の欠片を金で継ぐことで、むしろ存在として価値を増す……金継ぎの再生術そのままに、時を経てダメージを受けた大人肌を未知なる「空間生物学」により細胞レベルで再結合させ、同時に糸リフトの如く金繊維成分が肌を引き締める。美容医療級の異次元のハリ弾力を生む見事な仕組みが出来上がった。 まさしく老化の概念を根本から覆し、「更年期からが人生」を体現してくれた功績はあまりに大きい。