【いま行くべき究極のレストラン】お米の可能性をフレンチの技法で追求「mûrir」
「いろいろ大変な時期もありましたが、口コミでお客様が富山や東京など、県外からも来られるようになり、少しずつ理想に近づいてきています。糸魚川の食材がこんなに豊かであることをもっと多くの方々に知っていただきたいですね」
新潟といえば、最初に思い浮かぶのはやはりコシヒカリだろう。これを使って四季折々の多彩な表現を試みる渡辺さんの料理、さらに進化する工程を見守っていきたいと思った。
mûrir 住所:新潟県糸魚川市東海79-1 TEL. 080-2679-4399 BY KOTARO KASHIWABARA 原光太郎 ガストロノミープロデューサー。文藝春秋で「文春マルシェ」創設を経て、「日本ガストロノミー協会」会長、「食の熱中小学校」校長、「Luxury Japan Award 2024」審査委員などを務める。近著に『ニッポン美食立国論 ―時代はガストロノミーツーリズム』。