大阪府・吉村知事が定例会見4月1日(全文2)調査は困難を極めている
最悪のシナリオで重症者用に500床必要
このときは軽症者の患者さんなんかも入れたら約1万5000人の方がもうコロナに感染してるという状況です。1万5000人です。その1万5000人の方ですが、ちょっと重めの中等症の方、あるいは重症の方については病院に入ってもらって、軽症の方についてはもう宿泊施設あるいは自宅待機です。これについての、厚労省ともずいぶん細かなやりとりをしてまして、厚労省も非常に協力的にやってくれています。自宅待機の場合のマニュアルだけじゃなくて、宿泊施設に入居するときにどういう人を入居すべきなのかとか、どういう人が宿泊施設に入るべきなのかとか、あるいは宿泊施設でのマニュアルとか、そういったものを、厚労省も非常に熱心に取り組んでやってくれてるという状況です。 この状況になれば、もう1万5000人の方について、この3000床を除いた部分について、だから1万2000人ぐらいかな。この方はもう宿泊施設か自宅です。このときはもうオーバーシュートが起きているという状況です。1日当たりの陽性者については平均1000人の方が、陽性者が判明したというような場合です。 さらに、もうこれは最悪のシナリオですけども、完全に今のニューヨークとかイタリア、スペインのような状況になった場合、厚労省が算定する一番最悪のケースのときです。そのときは重症者のベッドが500床要るというふうにいわれています。それから、いわゆる入院が必要なベッドが1万5000床要るというふうにいわれています。それを超える、いわゆる軽症者、無症状者については、もうこれは数万の単位になってくると思いますが、数万とか、もっと言うと後半の部分ぐらいの、7万か8万か分かりませんが、そのぐらいの数になってくると。そのときに、コロナのためのベッドとして1万5000床と、重症者、500床が必要になるということです。
できるだけ早い段階で緊急事態宣言を
今もう病院っていうのは、全国的にそうですけど、常にベッドを余らせてるわけじゃないですから、それをコロナの患者のためだけにこれだけ確保しなければならないという状況がいわゆる最悪のパターンですが、その最悪のパターンを想定するのをやっていこうというので今取り組んでいるという。最終的にはここまで持っていきたいと思っていますが、まず今はオーバーシュートが始まるという前提のときのこの3000床、そして重症者の300床ということをまずなんとか大阪府全域の医療機関の協力も得て今、準備を進めているという状況です。 こうなってしまうとなかなか止めることも難しくなりますし、倍々ゲームで増えていきます。いわゆる指数関数的に増えていくという状況になりますから、そうならないようにするということが必要だと思います。やはりこういう計画を立てていても思いますが、できるだけ早い段階で緊急事態宣言っていうのを打ち出して、そしてなんとか感染者の急激な拡大を抑えていく。ゼロにはできないですけど、なんとか山を下げていくと、その中でやっぱり社会経済活動も必要ですから、それも制限を受けながらもなんとか続けていって、なんとか1人でも多くの命を守るということを重視した取り組みというのを大阪では進めていきたいと思っております。僕からは以上です。 司会:それでは質問を受けさせていただきます。最初に幹事社のほうからお願いいたします。