「メッシのいない未来を垣間見た」敗戦も悲観せず。アルゼンチン代表とブラジル代表、どこで差がついた?「意外な人物が…」
アルゼンチン代表は現地時間10日、FIFAワールドカップ26南米予選の第8節でコロンビア代表と対戦し、1-2の敗戦を喫した。負傷離脱している37歳のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが不在の状況で敗れたが、アルゼンチン紙『ブエノス・アイレス・タイムズ』は慌てる必要はないとの見解を示している。 【最新順位表】FIFAワールドカップ(W杯)26 南米予選 メッシは2005年8月のハンガリー戦で代表デビューを飾って以降、アルゼンチン代表で通算187試合に出場し109得点58アシストを記録。批判を受けることもあったメッシだが、2022年に行われたカタールワールドカップでは主将として7試合に出場し7得点3アシストをマークして、アルゼンチン代表の36年ぶり3回目の優勝に貢献した。現在はメジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミに所属しているが、右足首の靭帯を損傷したことで負傷離脱している。 そして、メッシ不在で臨んだコロンビア戦で、アルゼンチン代表は1-2の敗戦を喫した。しかし、同紙は「メッシ不在のアルゼンチンはポイントを落とすが、慌てる必要はない。アルゼンチンは、メッシのいない未来がどうなるかを垣間見た。そしてありがたいことに、それは全く暗いわけではない」と、全く悲観していない様子を見せている。 メッシ不在でチリ代表に3-0で勝利したのに加え、コロンビア戦について同紙は「過去15年間の同様の難しい状況では、メッシが個人の才能を発揮して形勢を逆転させることは確実だった。今回は彼に代わって、ニコ・ゴンサレスという意外な人物が立ち上がり、このウインガーはコロンビアの守備陣を切り裂いて堂々とゴールを決めて同点に追いついた」とし、「アルゼンチンは昨年11月以来の黒星で、ワールドカップでの栄光から2年経ったが、まだ敗戦は2度目だ。この敗北を長く嘆くことはないだろう」と報じ、若手の活躍という明るい兆しがあったことを伝えている。ブラジル代表がネイマール頼みからの脱却を急ぐ中、アルゼンチン代表はメッシ不在でも戦えるチームを築いているのかもしれない。
フットボールチャンネル編集部