話題のシャンパン・ホテル「Cuvée J2 Hôtel Osaka」へ潜入してみた!
【1杯目】ラウンジでウエルカム・シャンパーニュ
さて、では実際に「Cuvée J2 Hôtel Osaka」に宿泊した筆者の目線で、このホテルの魅力を飲んだシャンパーニュの杯数と共に解説していきましょう。
まずチェックインしながら3Fのラウンジ「AWA Lounge&Bar」で1杯。ウエルカムシャンパーニュは日替わりということですが、この日は「ラリエ」でした。ちなみにこちらのラウンジは宿泊者以外も使えるので、シャンパーニュ・バーとして飲みに来るのもアリです。
【2杯目】「テタンジェルーム」で見つけたのはなんと!
1杯の「ラリエ」で到着時のせわしない気持ちを落ち着かせたら、いよいよ客室へ。今回宿泊するのは「テタンジェルーム」です。
全館白が基調でスタイリッシュなデザインなのは共通なのですが、客室にはそこかしこに「テタンジェ」のオフィシャルグッズが配され、生産者やメゾンのことが学べる動画が用意されるなど、「テタンジェ」のエスプリを感じられる空間でした。
テーブルの上には、シャンパーニュのつまみになりそうなコンテチーズやドライフルーツ、ナッツが置かれ、明朝の朝食用のパンもすでにセットされています。そして、奥のクーラーの中にはもちろん「テタンジェ」が冷えているんだろうな~と覗き込んでみたら!
な、な、な、なんと! キンキンに冷やされていたのは「コント・ド・シャンパーニュ」ではありませんか! シャルドネを100%使用したブラン・ド・ブランであり、最高のブドウが作られた年にしか生産されないこのシャンパーニュは「テタンジェ」の最高傑作と謳われています。しかも2007年は、世界的に有名なワイン評論家のロバート・パーカーが95点を与えた傑作ヴィンテージのひとつです。こんなシャンパーニュを今夜ひとりで飲むのかぁ。もったいないけど、うれしすぎる……。
ひとりディナー前のアペロを楽しみながら、部屋のモニターでメゾンとしての「テタンジェ」のお勉強も。「テタンジェ」は1734年創業のフォレスト・フルノー社をその起源とし、1932年に創業した屈指の老舗。長年に渡り家族経営で守られてきたメゾンですが、2005年にいったん米系資本に売却されてしまいます。