日米選手計78名が参戦する『TOTOジャパンクラシック』

前回はペ ソンウと1打差を制し優勝を果たした稲見萌寧。海外組の西郷真央や渋野日向子らが参戦する今回は、激しい戦いとなることが予想される。今年で50回目となる「TOTOジャパンクラシック」、昨年のプレーバックから会場へのアクセスまで、観戦に役立つ情報を紹介 !

10月31日（木）～11月3日（日）TOTOジャパンクラシック

優勝カップを手にする昨年覇者の稲見萌寧（撮影／大澤進二）

1973年に「LPGAジャパンクラシック」としてスタートした全米女子プロゴルフ協会公式戦。世界トップレベルが集結するこの大会はその後、LPGAミズノジャパンゴルフクラシック、マツダジャパンクラシック、東レジャパンクイーンズカップ、ミズノクラシックと名称を変え、2015年からは「TOTO JAPAN CLASSIC」の名称で開催。今年で50回目を迎えている。

会場：瀬田ゴルフコース 北コース(滋賀県) ／18ホール、6616ヤード、パー72（35・37） 賞金総額：3億円、優勝賞金：4500万円

稲見が1打差を制し優勝を手にした（撮影／大澤進二）

今年は日本で全米女子プロゴルフ協会公式戦が開催されてから50回目となる記念すべき大会。半世紀に渡り様々なドラマを生んできた大会だが、新たな歴史に向けて今年も熱い戦いに注目だ。

プレーバック2023

1打差の3位で出た稲見萌寧が4バーディ、1ボギーの69で回り、通算22アンダーで首位スタートの畑岡奈紗と桑木志帆を逆転。 米女子ツアー初優勝を挙げ、来季の同ツアー出場資格を手にした。日本ツアーでは2022年8月「ニトリレディス」以来となる通算13勝目を果たした。

主な副賞

優勝副賞と写真を撮る稲見萌寧（撮影／大澤進二）

優勝副賞には高級便器「TOTO製 ネオレスト NX」、小美玉市商工会長賞「おみたま玉子」1年分が贈られた。 2022年大会優勝者のジェマ・ドライバーグにも「TOTO製 ネオレスト NX」が贈られ、「トイレこそ究極のハイライトよ」と写真とともに自身のインスタグラムへ投稿、喜びを隠せない様子だった。今大会も小祝さくらが優勝副賞に注目している。

桑木志帆のコーチでみんゴル特派記者中村修が語る注目選手

「今回は米LPGA選手として参戦する西郷真央、そしてこの大会で優勝するとシード権を獲得できる竹田麗央、山下美夢有、岩井姉妹に注目したいです。また世界ランク上位に位置する海外選手も参戦することから、緊張感のある戦いが予想されます。コースは今朝までの雨の影響でグリーンはソフト、打ち上げホールが多く距離も出にくいです。そしてグリーンの傾斜が強く、砲台グリーンのためサイドへ落としてしまうとアプローチに苦戦してしまうかと思います」と中村。