【バレー】山田二千華・「自分だけの力だけではなく皆が関わってくれた得点が取れた」 VNLセルビア戦コメント
バレーボールネーションズリーグ2024の日本vsセルビア戦後の山田二千華選手のインタビューをお届けする。 スターティングメンバーとして出場し、各セット安定した力を発揮しチームの勝利に貢献した。
――セットの終盤が課題に見えるが今日のセルビア戦では競り合いに勝ったことについて。 山田:自分たちのミスが大分少なくなったところと終盤に(攻撃を)分散して得点が取れたところが大きいです。 カナダ戦はレフト1択になってしまったことありました。そういう部分でバックアタックや自分のワンレッグ(ブロード)などのいろんなバリエーションのあるオフェンスが組めたことが大きいかなと思います。 ――どういった話をカナダ戦終わってからしたか? 山田:ポジションごともそうですけど、ミドルの出現率を出したいという話もありました。 ――セルビアに対して後半になるにつれて相手に対応していたように見えたが手応えは? 山田:高さはありますが、それを今日はうまく利用してブロックアウトのポイントがありました。 そういうことは次回相手に対して自分たちがどれだけ取っていけるかっていうのも大事だと思います。 (セルビアが)若いチームだったので対相手と戦うのも大事ですが、自分たちの精度をどれだけ上げていくかということをも話してました。 精度が高くできてよかったかなと思います。 ――カナダ戦では後半ミドルが使えなかった印象だったが今日のミドルの攻撃に関する評価について。 山田:常に自分に対して相手のミドルがどう来ているのかを自分も常に発信して伝えていました。 逆にリザーブのメンバーからも「こういうのでいけるんじゃない」ということを言ってくれました。 そういう助言のおかげで自分がポイントを増やすことができました。(7得点/10打数=70.0%) 自分だけの力だけではなく皆が関わってくれた得点を取れました。 ――ブロックでの得点(チーム全体で4点)はそれほどなかったが、ブロックとディフェンスの関係という点での評価は? 山田:特にディフェンスでは(日本がサーブの時に入るディグリベロの)福留(慧美)さんが入ることが多いです。 今日の試合の前では関係性をしっかりしようとする点で、相手の傾向が試合中に変わっていくので逐一リベロとコミュニケーションを取りました。 今はクロス取れるから空けておいていいよというコールやクロス来るからいったんラインを開けてクロスに行こうかという話を試合前にしていました。 それが試合の中で実現できて良かったと思います。 ――明日(6/16)のアメリカ戦について。 山田:まずはスタートが大事になってくると思います。サーブの部分でしっかり攻めていかないと相手の高さ、速さという部分があります。そこは相手のやりたいことをやらせないようにサーブとオフェンスで攻めていければ良いかなと思います。 ――パリオリンピックの出場権を獲得したが、目標は? 山田:出場は決まったので、まだVNLもありますがVNLで上位に食い込めたらメダルというのも見えてきます。 (VNLで)メダル獲得というのが自分たちの次の強みになると思います。 そういう段階を踏みながらオリンピックでメダルというところを目指してやっていきたいと思います。