ラ・リーガ初戦を迎えるフリック「補強不足?バルセロナと契約する時点で簡単じゃないと分かっていた。それでもクラブを信頼している」
17日のラ・リーガ開幕節、バルセロナは敵地メスタージャでのバレンシア戦に臨む。前日会見に出席したハンジ・フリック監督は、ルベン・バラハ監督率いるバレンシアへの警戒感を表している。 「大切な初戦だ。バレンシアは素晴らしいチームで、厳しい試合になるだろう。彼らは攻撃的なフットボールを展開するし、各ラインをしっかりと警戒しなくてはいけない。難しい一戦だね」 フリック監督にとってはバルセロナ指揮官として臨む初の公式戦だが、これからFWキリアン・エンバペも加えた王者レアル・マドリードと競い合っていけるのだろうか。 「私たちはボールを持っても持たなくてもクオリティーが高いチームだ。フットボールは勝つか負けるかであり、勝てば全員が満足ででき、仕事はより簡単なものになる。とにかく、しっかりとした準備が必要で、これから起こることにも対応していかなくてはいけない」 「私はこのチームを信じている。ここには良い雰囲気があるし、全員が何をすべきか理解しているよ」 バルセロナが今夏の移籍市場で獲得したのはMFダニ・オルモだけで、選手登録や負傷者などの問題も抱えている。現陣容に不安はないかを問われたフリック監督は、次のように返している。 「私が率いているチームに満足している。(バルセロナと)契約を結んだとき、簡単ではないことは分かっていた。しかし私はクラブを絶対的に信頼しているよ。私は今のチームに満足している。負傷者も少しずつ戻ってくるだろう」 「変えられないことを考えても意味がない。私たちは変えられることだけに集中していく。変更できないことについては、その事実を受け止めるだけだ。私たちは試合だけに集中しているし、バレンシアに勝ちたいと思っている」 フリック監督はその一方で、父親が刺し傷を負ったFWラミン・ヤマルが出場できる状態だと発言。ダニ・オルモについては「フィジカルコンディションが良くない」として明日起用する可能性を否定し、負傷から復帰したMFペドリについては「特別な選手で試合の流れを変えられる。後半から起用する可能性もあるだろう」と話している。