ホテルとジムの異色コラボ 狙いは空きスペース活用と宿泊客の付加価値向上【長野市】
長野市内のホテルに宿泊客が無料で利用できる簡易型ジムが、オープンしました。運営するのは全国に店舗を展開する企業です。 ホテルとジム。異色のコラボにある両者の思惑とはー。 ■記者 「ホテルに泊っていて、ちょっと時間ができたなと思ったそんな時… 同じホテル内で気軽に汗を流すことができるジムがきょうオープンしました」 長野市のホテル信濃路の中にオープンした「chocoZAP(チョコザップ)」の新店舗。 「chocoZAP」は、フィットネスジムを全国展開しているRIZAP(ライザップ)が運営する無人店舗型のジムで、全国におよそ1600店舗と規模を拡大しています。 県内にはすでに3店舗あり、長野市は初出店となります。 ■RIZAP健康経営事業部・田名辺明成 部長 「今店舗が1500店舗以上あるが、実際にどのマシンが使われているかデータで管理しているので、その中でも利用率の高いものをそろえて作った店舗」 ジムは、宿泊客は無料。「chocoZAP」の月額会員も利用することができます。 新店舗は、「chocoZAP」をホテル側が誘致する形で、実現しました。 空きスペース活用や、宿泊客に付加価値の高いサービスを届ける狙いがあります。 ■ホテル信濃路・宮入弘幸 支配人 「女性客をターゲットにしている理由としては、エステ・ネイル・脱毛・ホワイトニングなどがあり、宿泊客が気軽に安心して利用できる環境が提供できる」 「chocoZAP」の特徴として、トレーニング設備に加え、美容機器もそろえている点があり、ホテル側の思惑と合致しました。 ただ、「chocoZAP」も「宿泊客が無料で利用できる」というホテルとの本格コラボは、全国でも初めてで、模索しながら開店にこぎつけた経緯があります。 ■RIZAP健康経営事業部・田名辺明成 部長 「元々は泊ることを目的に予約している宿泊客なので本当にchocoZAPのサービスが刺さるのか。しっかり解決しなければならない課題と認識して、今回のプロジェクトを進めていた」 宿泊客とジム利用客アップの相乗効果を狙う取り組み。様々なサービスを展開し、健康増進に貢献することを目指しています。