日本発のAIロボットや“転んでも痛くない床”に熱視線、CES 2025で見つけた先端ガジェット
7日から始まるCESの本会期中には、別のプロトタイプモデルを使って「引っ張る力」を再現する展示を披露するそうです。 同社は、2024年に世界最大のITモバイルの展示会「Mobile World Congress」でフィールテックを海外に向けて紹介しています。今回のCES Unveiledのイベントでも、多くの引き合いを得たようです。今後は2025年の大阪万博で同様の展示を行い、2026年内を目標に何らかの形でフィールテックをローンチすることを目指しているといいます。 ■記憶定着をサポートする学習アプリ「モノグサ」 リクルートのグループ会社でオンラインコーチングの「スタディサプリ」の事業を担当していた竹内孝太朗氏が立ち上げたスタートアップ、Monoxer(モノグサ)もCES Unveiledにブースを出展していました。 同社が手がけるサービスが、会社の名前と同じ「Monoxer」(モノグサ)という記憶定着をサポートする学習アプリです。ちょうどよいレベルの問題を、よいタイミングと分量を見計らいながら出題すると「確実に記憶定着の状態まで到達する」ことに着目して開発されたアプリが、現在はさまざまな学校や企業に、学問のため、あるいは社員研修の用途などに採用されています。出題のAIアルゴリズムは同社が独自に開発しており、さまざまな用途に向けてカスタマイズができる仕組みも整っています。
Monoxerの開発により得た知見を活かして、同社は新たに幼児・小学生向けの家庭学習アプリ「Monoxer Junior」の提供を始めました。子ども向けのアプリはゲーム感覚で学べるようにユーザーインターフェースなどを工夫しています。独自のクイズ生成アルゴリズムに関しては、複数の特許が取得できているといいます。 ユーザーインターフェースを各国の言語に対応することで「海外進出も可能」という決断から、今回初めてCESに出展したそう。国や文化によっても異なる学習スタイルにMonoxerのテクノロジーがどのようにフィットするのか、反響が楽しみです。
山本敦