米メディアはレイズ”戦力外”の筒香嘉智を辛辣に論評…「異例のFA失敗」「メジャーの獲得先はなさそう」
メジャーリーグのレイズでプレーしていた筒香嘉智内野手(29)が11日(日本時間12日)、40人枠から外され事実上の戦力外になった。チームが発表したもので、今後、筒香は、ウェーバーにかけられる方向だが、契約を引き継ぎ、獲得を申し出る球団がなければ自由契約となる。筒香は2019年オフにポスティングで横浜DeNAからレイズへ移籍。2年目の今季は26試合に出場し、打率.167、0本塁打、5打点と不振だった。 全米メディアは、さっそく筒香の戦力外と、今後の見通しを伝えたが、辛辣な内容の記事が目立った。 CBSスポーツは、「レイズにとって相対的に高価なフリーエージェント契約だった筒香は一度も軌道に乗らなかった。29歳の筒香は、2020年シーズンが始まる前にタンパベイと1200万ドル(約13億円)で2年契約を結んだ。安定して良い打球速度を放っていたが、打率.285、出塁率.382、長打率.528を打った日本でのプレーを元にレイズが期待したような働きはできなかった」と厳しい見方で報じた。 「筒香はレイズで77試合、272打席で8本塁打を放ち、わずか打率.187、出塁率.292、長打率.336だった。レイズで一塁、三塁、左翼を含む3つの守備位置でプレーしたが、彼の守備はマイナスと見なされていた。(守備や走塁などの)二次的な価値がなく、打席での不振が続いたことで、彼をロースターに入れる正当性を見つけるのは難しくなっていた」と、戦力外に至った理由を説明した。 さらに複数情報筋がCBSスポーツに語った話として「このオフにレイズが行ったいくつかのトレード交渉の中で筒香の名前が(放出候補として)浮上していた。だが、レイズは相手が望む取引を見つけることはできなかった」と明らかにし「筒香は、ウェーバーの対象となるが、他チームが彼を獲得し残りの契約を引き受けることはなさそうだ」と、メジャーでのプレーが厳しい状況に追い込まれていることを示唆した。