地元メディアは筒香レイズ入団を好意的報道「外野、三塁、一塁できる」「前向き補強」「NYみたいなメディアもいない」
横浜DeNAの筒香嘉智(28)がポスティングシステムを使ってタンパベイ・レイズと契約同意したことが日米の両球団から発表され17日(日本時間18日)、現地で入団会見を行った。 本拠地のトロピカーナフィールド内にセッティングされた入団会見で筒香は、まず「MY NAME IS YOSHITOMO TSTUGOU。PLEASE CALLl ME YOSHI」と英語で挨拶。続けて日本語で「多くの球団の方に評価していただき、本当に感謝しています。キャッシュ監督、二アンダーGMに1番、最初に声をかけていただき、”勝つために君の力が必要だ”と言っていただいた。レイズの戦力となって勝利に貢献できるように100パーセントの力を出してベストを尽くしたいです」と、抱負を語った。袖を通したユニホームの背番号はベイスターズ時代と同じ「25」で年俸は総額1200万ドル(約13億2000万円)で契約年数は2年。 筒香は、現地会見に先立ち、横浜DeNAを通じて「この度、私、筒香嘉智はタンパベイ・レイズにお世話になることになりました。横浜 DeNA ベイスターズで育ててもらった 10 年間の成果をメジャーリーグで発揮できるよう精一杯がんばります。2020 年の横浜 DeNA ベイスターズと、タンパベイ・レイズが互いに成果のあるシーズンであることを願っております!」 とのコメントも発表していた。 複数の海外メディアによると、チームは筒香を外野手、三塁手の併用での起用を考えており、1200万ドルの内訳について、タンパベイ・タイムズ紙のマーク・トプキン記者はツイッターで「2020年に年俸500万ドル(約5億5000万円)、2021年に700万ドル(約7億7000万円)。(翌年以降の)オプションはない」と暴露している。 地元メディアは、筒香の入団に関しては好意的な見方だ。 レイズの地元ラジオ局「レイズ・ラジオ・ネットワーク」は「筒香の契約は正しい方向への一歩」との見出しを取り、「レイズの副社長でもあるエリック・ニアンダーGMはウインター・ミーティングで、スプリングトレーニングまでの間に2人、もしくは3人の野手を獲得すると語っていた。レイズが筒香嘉智との契約を発表したことは、2020年へ向けて攻撃を助ける良い一歩となる」と記した。 記事は「海外からの選手との契約については常に疑問が付きまとう。筒香が新しいリーグと文化にどのように順応するかは難しい課題だろう。ただレイズには、ニューヨークやボストンといった圧倒的な数のメディアはなく、どんな選手でも歓迎するというクラブハウスの評判がある。この環境は筒香のより早い順応を手助けしてくれるはずだ」と指摘。