ミス・ユニバースにデンマーク代表 トランスジェンダー進出の中、SNSで「女性だ」の声
ミス・ユニバースの世界大会が16日、メキシコ市で開かれ、デンマーク代表のビクトリア・ケア・タイルビさん(21)が優勝した。美しさを競うコンテストにトランスジェンダーの進出が相次ぐ中、SNS上では「女性が選ばれた」という、安堵とも驚きともとれぬ投稿も見られる。 【写真をもっとみる】たすきを掛けてもらうビクトリア・ケア・タイルビさん 米大衆紙ニューヨーク・ポストは、タイのメディア界の大物でトランスジェンダーのアン・ジャカポン・ジャクラジュタティップ氏の企業が2022年、ミス・ユニバースを買収したことを紹介。 昨年はポルトガルのトランスジェンダーがトップ20に入り、オランダ代表が初のトランスジェンダーだったことなどから、今年の結果が注目されていたとした。 実業家のイーロン・マスク氏はX(旧ツイッター)に「健康的な体重の、魅力的な生物学的女性がミス・ユニバースで優勝し、ネットは驚愕」と書かれたタイルビさんの画像を投稿した。 日本のXでも「2024年のミス・ユニバースは女性だそうです!!!」「ミス・ユニバースに白人女性が選ばれるなんて!」といった投稿が見られる。 ◇ ミス・ユニバース世界大会には、日本から神戸市の英語講師ボランティア、チャクラボルティ雅(かや)さん(23)が出場。入賞はならなかったが、出場者120人の中のトップ30入りした。日本人の母とバングラデシュ人の父を持ち、英語、日本語、スペイン語、韓国語が堪能という。 ミス・ユニバースはこれまで18~28歳という年齢制限があり、上限が撤廃されてから初めての開催。韓国大会には80歳の女性も出場した。世界大会には進めなかったが、ベストドレッサー賞を受賞している。