「ケイタマルヤマ遊覧会」が原宿と表参道で開催 ドリカムや「うたプリ」衣装など展示
「ケイタマルヤマ(KEITAMARUYAMA)」は、ブランド30周年に合わせた展覧会「ケイタマルヤマ遊覧会」を10月6日まで開催している。会場は表参道ヒルズのスペース オーとラフォーレ原宿のラフォーレミュージアムの2ヵ所で、表参道ヒルズでは“ファッション”をテーマに9月23日まで、ラフォーレ原宿では“コスチューム”をテーマに10月6日まで、丸山敬太デザイナーのアーカイブ作品を盛りだくさんに展示する。キュレーターには東京都現代美術館の藪前知子を迎えた。 【画像】「ケイタマルヤマ遊覧会」が原宿と表参道で開催 ドリカムや「うたプリ」衣装など展示
気になる展示内容は?
ファッションをテーマにした表参道ヒルズの展示では、1994年のデビューコレクションから、2023-24年秋冬コレクションまで並べたほか、丸山デザイナーのアトリエを再現したコーナーも設置。アトリエからブランドのデザインが生まれ、テキスタイルに変わり、それが洋服となって人の手元に届く一連の流れを表現するために、1000以上のテキスタイルデザインや、ランウエイショーの招待状などを展示した。さらに、顧客が「ケイタマルヤマ」との思い出エピソードを寄せた一角も設けた。
また、コスチュームをテーマにしたラフォーレ原宿の展示では、丸山デザイナーの名を広めるきっかけになったDREAMS COME TRUEのライブ衣装やそのデザイン画、浜崎あゆみや乃木坂46、劇団四季、「うたの☆プリンスさまっ♪」の舞台衣装、映画「ヘルタースケルター」で女優の沢尻エリカが着用したドレスなどを集めた。1990年代から現在に至るまでの作品を一挙に公開している。
ブランド30周年に寄せて
丸山デザイナーは本イベントの開催について、「自分の生まれ育った原宿で展覧会をしたかったし、中でもラフォーレと表参道ヒルズは、このエリアのランドマークだと思っている」と話す。30周年については、「気付けばあっという間に時間が経っていた。自分たちの膨大な仕事を振り返ると、長い道のりを辿ってきたことが分かる。展覧会を見たお客さまには、人生の中でこだわりを積み重ね続ければ、それが自然に自分の道を作ってくれると感じてもらえればうれしい」とコメントした。