新潟知事「声を上げ続け全員の帰国実現を」 北朝鮮拉致問題で自民議連と街宣活動
北朝鮮人権侵害問題啓発週間(12月10~16日)に合わせ、新潟県の花角英世知事と自民党県議からなる拉致議連は11日、新潟市内で街頭演説を行い、横田めぐみさん(60)=拉致当時(13)=ら北朝鮮による拉致被害者全員の早期帰国実現に向け、県民に協力を呼びかけた。 知事は「被害者の家族が高齢化し、差し迫った思いで帰りを待っている。拉致問題解決の声を上げ続けて政府を後押しし、全員の帰国を一日も早く実現しなくてはいけない」と訴えた。 また、拉致議連の柄沢正三会長(県議)は「寒い北朝鮮で被害者がどうしているかと思うと胸が痛む。われわれは全員が帰国するまで戦い続ける」と改めて決意を口にした。他の県議も「わがこととして関心を持ち続けてほしい」「拉致問題を風化させてはいけない」などと訴えた。 街宣活動は、全自民県議(32人)からなる拉致議連が毎年、12月中旬に行っている。