【川口オート スーパースター王座決定戦】鈴木圭一郎が涙のV奪還 「これが夢でないように…」
川口オートレース場の「スーパースター王座決定戦」が31日に行われ、先手を奪った鈴木圭一郎(30=浜松)が10周回を押し切った。2年ぶり3度目の制覇でSGは15V。 1枠の青山周平がスタートで空回りして出遅れる波乱。鈴木圭が先手を握り、猛追を見せる青山を振り切った。 鈴木圭は「凄くうれしいです。久しぶりに見る表彰台からの光景。夢みたいです」と感慨深げに語った。 「運良くトップスタートを切れたので無我夢中で走った。これが夢でないように、と思いながら走っていた。ガッツポーズしながら泣いてました。うれしいという思いの涙でした」と語ると、こらえきれずに涙を流し「すみません、こらえきれずに」と涙を拭った。 場内からは「圭一郎」コールが上がった。鈴木圭は「あまり泣かさないでください」と苦笑いして、また、頬を伝う涙を拭った。 2着の青山は「エンジンは良かったのだが…。スタート(が全て)でした。自分のミスなのでね」と敗因を語った。