仙台は次世代を担うラーメン店の宝庫!ラーメン官僚が太鼓判を押す、新進気鋭の4軒
東北6県の中でもとりわけ人口の多い大都市、仙台。ラーメンシーンとしても注目を浴びるエリアで、新進気鋭な優良店舗が続々とオープンしているとか。 【写真17点】「仙台市の激アツラーメン店」を写真でチェック
今回は、仙台の優良店4軒をラーメン官僚がご案内!
人もラーメンも東北随一の集積エリア・仙台
宮城県中部に位置し、東北地方6県の中で唯ひとつの「政令指定都市」として知られる仙台市。約110万人に及ぶ同市の人口は、東北地方の中で最も多く、第2位の都市(福島県郡山市)を大きく引き離す。 その人口規模たるや、千葉県の県庁所在地・千葉市(人口約98万人)をも凌ぐ。まさに仙台市は、東北における経済・文化の中心であると言えるだろう。 ラーメンシーンに着目しても、仙台市は、東北地方におけるラーメンの「一大集積エリア」として、ラーメン好きからの注目を絶え間なく浴び続けてきたところである。 例外はあるものの一般的に、各々の地域におけるラーメン店の多寡は、その地域の人口規模の大小に大きく影響される。平たく言えば、街の人口が多ければラーメン店の数も多く、人口が少なければラーメン店の数も少ない。 これは私見であるが、仙台市のラーメンシーンは、細かな違いはあるものの、大雑把に見れば、愛知県名古屋市のそれと類似する点が多い。
仙台市、名古屋市ともに、関東圏からそれほど離れておらず、新幹線を使えば、東京駅から約1時間半でアクセスすることができる。また、仙台市は東北地方、名古屋市は中部地方を代表するメガシティーだ。 このように両市は、都内を起点として考えた場合の地理的条件が似通っていることもあり、ともに、都内ラーメンシーンの影響を程良いさじ加減で受けたラーメン店が多い。 具体的には、都内の人気店の味を地元仕様へとアレンジしたラーメンを出す店、都内の実力店で修業した者が地元に戻って開業した店、都内で功成り名遂げた名店の進出が目立つのが特徴だ。
さらに付言すれば、仙台市においては、福島県や山形県で高い人気を誇るラーメン(「ケンちゃんラーメン」、「河北町の肉中華」など)をインスパイアした1杯を提供する実力店も多い。福島県と山形県は、知る人ぞ知る全国屈指のラーメン激戦県だが、その恩恵を最大限享受しているといえるだろう。 そんな仙台市のラーメンシーンだが、今回は、ここ数年以内に開業した4軒の優良店を紹介したい。 もちろん仙台には、「名店」と呼ぶに相応しい中堅・老舗店舗も、数多く存在する。ただ、これらの店の多くは、既にメディアなどで何度も紹介され、既存の媒体を調べれば、必要十分な情報を得ることができるだろう。なので、このコラムでは、比較的最近オープンした、「次代を担う有力店」を重点的に採り上げることとしたい。