仙台は次世代を担うラーメン店の宝庫!ラーメン官僚が太鼓判を押す、新進気鋭の4軒
合わせる太縮れ麺のモッチリとした口当たりも、食べ手に鮮烈な印象を刻み込む。 冒頭で述べたとおり、駅からの距離は、徒歩圏というには若干遠めだが、アクセスの際に消耗した体力が瞬時に回復するほどハイレベルな1杯に出逢うことができる。自信を持ってオススメできる、良店中の良店だ。 麺屋 霜月 住所:仙台市宮城野区鶴卷2-3-29 営業: 6:30~14:30 定休:火曜・第2水曜
名店2. 都内の実力店の味が楽しめる「AWARE(あはれ)」
続いて紹介するのは、「AWARE(あはれ)」。 仙台市営地下鉄南北線・旭ヶ丘駅及び同台原駅から、徒歩によるアクセスが可能。距離こそ旭ヶ丘駅からの方が若干近いが、台原駅からアプローチした方が、道順がシンプルで迷う心配がない。 同店は、2020年12月、東京・下北沢にて、BAR「デュークサルーン」の昼時間帯を間借りする形で誕生。その後、2021年2月に仙台の地へと移転し、「ビストロ×バル STORIA」昼時間帯の間借り営業を経て、2022年10月、晴れて現在地に実店舗として独立開業。 店主は、都内の人気店「ひょっとこ」、実力店「八雲」等にて研鑽を重ね、東京におけるラーメン作りの最先端技術を会得した、腕利きラーメン職人。もちろん、手掛ける1杯も、修業先で獲得した技術が最大限活かされた、都内の一線級ラーメンに勝るとも劣らないものだ。
「白醤油らーめん」、「醤油らーめん」、「鶏中華」、「和っさりらーめん柚子」、「まぜそば」など、複数のラーメンを作り分けるが、初訪問時に食すべきは、券売機筆頭商品である「白醤油らーめん」。中でも、修業先のひとつである「八雲」のノウハウが凝縮されたワンタンがトッピングされる「ワンタン付き白醤油らーめん」を、強く薦めたい。 安易に甘みに頼らず、白醤油のコクとうま味のみを根気強く丁寧に描き出したスープは、ひとすすりで鳥肌が立ち、頬が落ちそうになるほど。凡百の白醤油ラーメンとの格の違いが、まざまざと実感できる逸材だ。