ベトナムでも闇バイト横行、タイでは90日ごとに出頭 世界の入管が不法滞在対策など議論
今回のフォーラムの開会のあいさつで、出入国在留管理庁の丸山秀治長官は9日、「相互理解や価値観の共有は一朝一夕でできるものではなく、対話を続けることが重要だ」と訴えた。
■個別の意見交換会も
フォーラムは知見共有だけでなく、関係づくりの場にもなっている。
フォーラムの合間には、各国の入管関係者が個別で会談を設け、難民の受け入れ政策や送還に関連する問題点について意見交換をしている。
日本とインドネシア間では、フォーラムを通じて当局者が関係を深めたことをきっかけに、両国の長官級の会談実施にこぎ着けた。
入管庁担当者はフォーラムについて「多くの国と一挙に関係性を深められる場を提供することで、日本の地位を高めることにもつながる」と意義を語っている。(宮野佳幸)