【有馬記念展望】菊花賞馬アーバンシックが好走必至だ
一年間の中央競馬の総決算で、馬券の売り上げや世間の注目度という点では断然の地位を誇るグランプリ。天皇賞(秋)、ジャパンCとGI連覇、3連勝で有終の美を飾りたいドウデュースや3歳からもダービー馬、菊花賞馬と豪華メンバーが顔をそろえる。 【写真】アーバンシックのこれまでの軌跡 1.勝ち馬は前走4着以内 過去10回で、勝ち馬はすべて前走4着以内。2着と3着については前走が5着以下、むしろ10着以下でも[0-2-1-36]と上位に来ているが、1着については前走4着以内に絞って買いたい。 2.前走レースに注目 過去10回で、前走菊花賞組が[2-2-2-9]で、複勝率40.0%、複勝回収率126%と好成績を収めている。また、前走が天皇賞(秋)だった馬は[3-2-1-11]と勝率が17.6%で高くなっている。ただ、人気が被りやすいのか回収率は単勝40%、複勝54%と悪いので、狙い目としては薄い。なお、前走がジャパンCだった馬は[3-3-4-41]と勝ち馬3頭を出してはいるが、率が悪い。 3.持久力系に長けた馬 基本的に暮れの中山はスタミナを要求される馬場になっているので、瞬発力に寄った馬についてはあまり分が良くない。あのアーモンドアイもここでは9着に敗れている。ステイゴールドやハーツクライ、ブラックタイドなどの系統、ハービンジャーなど持久力に長けた種牡馬産駒を狙いたい。 菊花賞馬アーバンシックが中心。ローテ的に一番で、間隔をしっかりと取れた3歳馬で斤量が軽いのが良い。中山コースの適性は高く、セントライト記念の勝ちっぷりも素晴らしかった。ここは3連勝でグランプリ制覇も十分。