Thunderboltに無線LAN、10GbE対応の最新デスクトップPC「DAIV FX-I7G7S」を試す
10GBASE-T対応の有線LANとThunderbolt 4に標準で対応
グラフィックスカードの画面出力端子は、DisplayPortを3基、HDMIを1基搭載しており、4画面の同時出力が可能だ。 USB端子は、前面(天面部分)と背面の合計で11基を装備する。背面にある2基のUSB Type-C端子は、Thunderbolt 4(映像信号はCPU内蔵GPUを利用)にも対応している。 通信機能も充実している。一般的な1000BASE-Tの10倍の転送速度をもつ高速規格「10GBASE-T」対応の有線LAN端子に加えて、Wi-Fi 6E対応の無線LANとBluetooth 5.3を標準で装備している(Intel AX210通信モジュールで対応)。
旧世代のフラッグシップに迫るパフォーマンス
ベンチマークテストのスコアを見よう。CPUの性能をストレートに反映するCINEBENCH 2024(最低実行時間10分)のCPUスコアは1771ptsだった。旧世代のフラッグシップであるCore i9-14900KFを搭載する「DAIV FX-I9G90」(2023年発売)にあと一歩まで迫るパフォーマンスを示し、シングルスレッド処理性能を示すCPU(シングルコア)のスコアではDAIV FX-I9G90を上回った。 総合性能のテストであるPCMark 10、3D描画性能をテストする3DMark、Stable Diffusionを利用した生成Ai性能をテストするUL Procyon Benchmark Suites/AI Image Generation Benchmarkでも優秀なスコアをマークしており、日常操作からビジネス/ゲーム/AI処理まで、スキのない総合性能を備える。最新世代ならではのアドバンテージを実感できる結果だ。
最新世代の洗練されたクリエイティブマシン
直販サイトでの販売価格は41万9800円とかなり高価ではあるが、最新構成ならではの高いパフォーマンスに加えて、冷却性能、長期耐久性やメンテナンス性へ配慮したシャシーも含め、一般的なデスクトップPCとは一線を画した内容であり、クリエイティブの道具として、対価に見合う価値はあるだろう。 今なら、クーポンコードの入力で3万3000円オフ(12月25日午前10時59分まで)となっているので、購入を検討している人はチェックしてほしい。
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