第94回選抜高校野球 近江、センバツ出場 彦根市庁舎に懸垂幕 /滋賀
<センバツ2022> 彦根市は今年度、5階建て新庁舎が完成したのに合わせ、地元の甲子園出場校を応援するための懸垂幕を新調していた。今回、近江のセンバツ出場が決まり、18日午前11時ごろ、縦540センチ、横75センチの幕がつるされた。赤地に白抜きで「Fight!」と横文字が浮かび、「甲子園出場!近江高等学校」と縦書きされている。校名部分は張り替え可能で、今後も継続的に使用していくという。同市の和田裕行市長は「日ごろの練習の成果を十分に発揮していただきたい」とのコメントを出した。 近江高校硬式野球部OBOG会長の加藤州宏(くにひろ)さん(57)は今回の出場について「せっかくのチャンスを最大限生かしてほしい」と後輩たちにエールを送った。加藤さんは近江が甲子園に初出場した1981年夏、2年生でピッチャーを務めた。「山田陽翔主将は技量、人物ともに本当に素晴らしい。彼を中心にチームは成長しており、大阪桐蔭を破った昨年夏のような快進撃を期待したい」と語った。【伊藤信司】