「愛子さまも悠仁さまの筑波大合格を喜び、大きなご成長を感じられ…」天皇家と秋篠宮家の学校選びの“違い”
不規則登校でも学校が好きだった愛子さま
両陛下は皇族が特別な環境で育つことから、“ご学友”と言われる青春時代を学校で共に過した友人たちの存在を、とても大切だとお考えだった。学生時代を共にした関係は、大人になっても続くというもので、陛下も愛子さまもご学友は現在でも大切な友人だという。 愛子さまは、学習院の幼稚園から初等科へと入学されて、小学校2年生の時には不規則登校になったが、それでも愛子さまは「学校は好き」だとおっしゃり、雅子さまは病をおして付き添い登校をなさった。雅子さまの体調が良くない時には、代わりに皇太子が送迎なさった日もある。皇族が送迎をなさるというのは、前例のないことだと批判もされたが、両殿下は揺るがなかった。そんな両陛下に守られているという安心感は、愛子さまの大きな成長へと確実に繋がった。 愛子さまはご成年を迎えられた記者会見の中でも、「両親は、私の喜びを自分のことのように喜び、私が困っている時は自分のことのように悩み、親身に相談に乗ってくれるような、私がどのような状況にありましても、一番近くで寄り添ってくれるかけがえのない有り難い存在でございます」と両陛下に感謝を述べられている。
天皇家と秋篠宮家、学校選びの違い
秋篠宮家も悠仁さまのご進学に心を尽くされ、愛情を注がれて育てられてきたご様子は同じだったに違いない。ただ、「天皇ご一家と比べると、どうしても秋篠宮家からは親子の会話などが聞こえてこない印象があります」(宮内記者) 親王と内親王の子育てにおける学校選びに違いはあるのかもしれない。勉強だけでなく友人との出会いや人間関係から学ぶことの大切さに重きを置く天皇家と、勉強がさらに研究に繋がる環境を学校に求められる秋篠宮家。とはいえ、皇族という立場を踏まえつつ、親としての願いもこめられていることに、変わりはないと思う。
大学生活で得られるかけがえのない経験
愛子さまは大学生時代を振り返り、「自分の好きなことを学べるのは、とても楽しいけど、次から次へと調べることが出て来てしまって、幾ら時間があっても足りないですよね」と学友に語っていた。 24年4月から勤務している日本赤十字社(港区)の青少年・ボランティア課の仕事においても、ご自分が納得なさるまで、御所で調べ物などをなさることがあるという。 悠仁さまも多くの公務を務められる時には、大学生活で得られた経験を活かされていくだろう。
友納尚子