グリーリッシュが落選(C)Getty Images

イングランド代表の選手たちは、MFジャック・グリーリッシュのEURO2024メンバー落選に衝撃を受けているようだ。 EURO2024はいつからスタート？日程・組み合わせまとめ 2020年9月のイングランド代表デビューから、前回のEUROや2022年ワールドカップなどにも出場してきたグリーリッシュ。通算36試合に出場するなど“スリー・ライオンズ”での地位を確立しつつあったが、今季は所属するマンチェスター・シティでケガの問題にも悩まされ、リーグ戦20試合出場3ゴール1アシストにとどまっていた。 そして6日、イングランド代表はEURO2024に向けた招集メンバーを発表。そこにグリーリッシュの名前はなく、ジェームズ・マディソンやハリー・マグワイアらとともに落選している。 この落選には現地でも大きな注目が集まっているが、チーム内にも動揺が広がっているようだ。イギリス『テレグラフ』によると、1人のベテラン選手はグリーリッシュの選外についてガレス・サウスゲート監督に相談、決断を理解してチームメイトへの説明を試みたという。一方、衝撃を受けた一部プレイヤーは発表後にグリーリッシュの部屋を訪れて擁護していたようだ。 また同メディアは、グリーリッシュ本人はこの落選に「驚き動揺している」とも指摘。今季はマンチェスター・Cで最高のシーズンを送ったわけではないと理解しているものの、EURO2024でイングランド代表としてプレーするために指揮官を納得させるだけのパフォーマンスは見せられたと感じていたようだ。 しかし『テレグラフ』は、今回のメンバー決定においてチーム内で口論や対立はなかったとも指摘。それでも、グリーリッシュの落選でチーム内に衝撃が走ったのは確かだと伝えている。 なお、サウスゲート監督はグリーリッシュらの落選について「攻撃的なポジションには多くの選択肢に恵まれている。ジェームズ（マディソン）やジャック（グリーリッシュ）は違ったものをもたらしてくれるが、難しい決断だった。この決断を支持するものの、別の道を選ぶことができたのもわかっている。彼らにこれを伝えなければいけなかったのは残念だった」と語っている。