原油先物が下落、WTI71ドル近辺-「トランプトレード」でドル上昇
(ブルームバーグ): 原油先物相場はアジア時間6日の取引で下落。米大統領選で共和党候補、トランプ前大統領の勝利の可能性が高まっていることでドルが上昇した。また、米石油協会(API)の統計で米在庫の増加が示された。
北海ブレント原油先物は1バレル=74ドル台に下落し、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は71ドル近辺で推移。米大統領選はこれまでに、トランプ氏が選挙人獲得数で民主党候補のハリス副大統領に対するリードを広げているが、決着には数日を要する可能性もある。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は上昇し、大半の商品の重しとなっている。
ロンドンICEの北海ブレント先物1月限は、シンガポール時間6日午後1時38分(日本時間同2時38分)時点で1.4%安の74.45ドル。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は1.4%安の70.99ドル。
原題:Oil Retreats With Trump Trades Aiding Dollar as US Counts Votes(抜粋)
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Yongchang Chin