プロのアドバイスで挑む!高校生の「食の甲子園」 信州サーモンを使った絶品メニューをブラッシュアップ【長野・佐久市】
全国の高校生が、地元の食材を使ったオリジナルメニューで、アイデアを競う大会の関東甲信越エリア代表の3人。言わば「食の甲子園」です。全国大会を前にプロの料理人からアドバイスを受ける機会が設けられました。 「ご当地!絶品うまいもん甲子園」の関東甲信越エリア代表、佐久平総合技術高校の1年生3人組です。開発したメニューは、信州サーモンをソバ粉の生地で包みオリーブオイルで煮た「こいする信州コンフィ」。 73校・218チームの応募から、8月の選抜大会で高い評価を受け、来月決勝大会に出場します。今回は大会を応援する、キリンビバレッジがプロのシェフに教わる機会を設けました。 決勝大会に向けたブラッシュアップに力を貸してくれるのは、静岡県の中村水紀シェフです。 ■中村水紀シェフ 「彼女たちが納得する料理を作って、その結果がついてきたらいいなと思う」 指導を受ける前に、シェフにどんなアドバイスをもらいたいか聞いてみると… ■岩本美空さん 「そば(の生地)でサーモンを巻いているが、巻いたそばの生地の底の面を、食感を楽しめるようにカリカリにしたくて…」 どうしてもオリーブオイルで煮た際に柔らかくなってしまうとのこと。 そこで中村シェフのアドバイスは… ■中村水紀シェフ 「あれ(そば粉の生地)を素揚げする!カリっとする。揚げ油ない?」 「あー…ある?」 そばがきを伸ばした生地に、冷凍した信州サーモンを包み…中村シェフが試作で揚げていきます。 その間、3人は別の作業を。野菜もしっかり煮ていきます。 そうこうしているうちに完成品ができました。 いよいよ試食タイムです。 ■中村水紀シェフ 「きょうは自分が揚げたけど、たぶんもっと揚げても問題ない。175℃で揚げ時間を2分以上とっても多分いけます」 本人たちは… ■浜香蓮さん 「(選抜)大会に出した方は食べた時、そばが「ぬめ」ってしていて、ちょっとイラってきていたので、やはり揚げた方が元からカリっとできる」 ■滝沢花蓮さん 「素揚げした方が見た目もちょっと良くなって、そば(の生地)もカリっとしていて良い」 納得のいく出来になったようです。決勝まであと1カ月、ここからラストスパート! ■岩本美空さん 「もうほぼ完璧に近い状態にはなっていると思うけど、まだ良い物にできるんじゃないかと思っているので、練習を重ねて良い物にしていきたい」 ■浜香蓮さん 「きょうのアドバイスなどを生かして優勝します!」 3人はこの大会を通して地元の魅力を発信したいと意気込んでいました。 ご当地!絶品うまいもん甲子園の決勝大会は来月、東京で開催されます。