プロが指南!部屋をチープに見せるかもしれない、NGインテリア10
デザインはパーソナルなものであり、家の中はそのスタイルを如実に反映する場所だ。けれど時には、自分の作り上げたその空間を見渡してみて、再評価する必要がある。時代遅れになっていないか、散らかっているように見えないか、色やアイテムは自分の今の好みに合っているかなど、新鮮で心地よい空間を保つためには、どんな部屋でも定期的に厳しい目で見直すべきなのだ。 私たちの好みやインテリアのスタイルは、ファッションと同じように変化するものだから、部屋の見栄えが気になるからといって罪悪感を持つ必要はない。けれど、もし自分の部屋を整理する必要があると考えているなら、これから紹介するトップデザイナーのアドバイスを参考にしてみよう。部屋がチープに見えたり、時代遅れに見えたりする要因のなかには、意外なものもあるかもしれない。 ここでは、ペンキの色から照明、壁材、ベッドリネンまで、インテリアの鍵を握る要素が部屋の見栄えを悪くしている理由を解説する。また、空間をリフレッシュし、チープさを取り除くためには何をすべきかについても紹介する。 部屋が安っぽく見える理由は、必ずしもアイテムの値段が安いからではない。パーソナルでぬくもりのある魅力的な空間を作るには、どちらかといえばデザインの鍵となる要素の「組み合わせ方」が肝心だ。つまり、どんな部屋でもときどきアップデートすることが大切なのだ。 以下に、インテリアデザイナーが伝授する、部屋をチープに見せる危険性のある、11のインテリアをご紹介。 From Veranda
雑多な小物類
ケリィ・ケリー・デザインのケリィ・ケリー氏は、「長い年月をかけて集めた小さな記念品や小物は、その家に住む家族の歴史を表現することができますが、ここでは“レス・イズ・モア(少ないほうが豊か)”の精神が大切です」と語る。 「小物が多すぎると部屋が散らかって見えたり、古くさく見えたりします。自分の個性やスタイルに合った、意味のあるアイテムだけを数点選ぶようにしましょう」 どうしても手放したくないものは収納しておき、いま飾っているものと交代でディスプレイするのがおすすめ。