東商「2番券」1万円披露 「遺産受け継ぐ」式典開催
東京商工会議所は9日、東商の初代会頭・渋沢栄一の肖像が描かれた新1万円札の発行記念式典を東京都内で開催した。記番号の若い「AA000002AA」(2番券)の紙幣を日銀側が東商に寄贈した。新紙幣を披露した小林健会頭は「渋沢翁に顔向けできるよう私たちが次世代にレガシー(遺産)を受け継ぐ」とあいさつした。 来賓として出席した日銀の氷見野良三副総裁は「渋沢翁にはお札の顔として日本経済を力強く支えてもらいたい」と述べた。2番券は東京都千代田区の東商渋沢ミュージアムで10日から展示する。