大関大の里、横綱照ノ富士と7番取って1つ勝ち越し「いい経験ができた」
大相撲初場所(12日初日、東京・両国国技館)に向けた、横綱審議委員会(横審)による稽古総見が6日、両国国技館の相撲教習所で行われた。 横綱照ノ富士と7番取って1つ勝ち越した大関大の里は「自分の相撲が取れたと思う。いい経験ができた」と実感を込めた。照ノ富士からは腕の使い方などについて助言を受ける場面もあった。 そうした様子を間近で目にした横審の山内委員長は、照ノ富士が大の里を後継者として意識していると感じたという。「大の里とやっている時も、『惜しい』とか『強いな』と言っていた。近くにいると聞こえてくる。深読みすれば、メッセージを託したといえるかもしれない」と振り返った。