「年末年始は家族でステイホームを」 小池知事、都民に外出自粛を要請
東京都の小池百合子知事は21日、年末年始を迎えるに当たって臨時会見を開き、「今年の年末年始というのは何よりも命を優先していただきたい。みなさんが大切にしている家族、周りの人の命、そして自らの人生、守っていただきたい。そして、年末年始は家族でステイホーム、是非とも協力をいただきたい」と訴えた。そして、「買い物、通院などどうしてもの場合を除き、外出は是非とも自粛をお願いしたい」と、年末年始期の外出自粛を呼び掛けた。 【動画】東京都・小池知事が臨時会見 年末年始の感染防止呼びかけ
小池知事は「これから特別なシーズン、クリスマス、年越し、お正月を迎えることになる。都民のみなさんも1年に1度その瞬間をとても大切にしてきた。事業を営む人にとっても大切な時期だ」と、年末年始が都民・事業者に重要な時期であることについても理解を示した。 一方、「いま感染が広がっている。無症状の方も多い。誰もが自分が感染しているかもしれない、大切な人を感染で失うかもしれない、そんな危機感、意識で行動を決めていただきたい。これは世代を問いません、若い人もご高齢の方も同じだ」と述べ、感染しない行動を取るよう強調した。
「久しぶりの人」にはできるだけ会わない
「東京iCDC」(感染症専門家ボード座長・賀来満夫東北医科薬科大特任教授)は年末年始に向けて、都民に「祖父・祖母・親戚・地元の友人など『久しぶりの人』に会うのはできるだけ避ける」「帰省はできるだけ避けて、電話やオンラインで話す」ことなどを呼びかけたが、小池知事はそれを踏まえ、外出自粛には「帰省ももちろん含まれる」と強調。帰省を控えた上でのステイホームを訴えた。