「忘れ物をしない子ども」に育つ家の特徴。一級建築士ママがやっている収納術とは
教材の忘れ物には、1教科ごとの仕分け収納が効果的!
忘れ物が多いご家庭にオススメなのが、教科ごとに分けて収納をつくるということです。 わが家の場合は、教科ごとに棚の段に分けて収納しています。細かく仕分けできる棚を使っていないご家庭は、可動式のブックエンドなどの仕切りを入れてあげることで、1教科ずつに分けて収納することができます。立てかけた状態でも分かりやすいように、色のシールなどを貼ってあげるのもおすすめです。 どんな棚を使うにしても、ぱっと見て、どこに何の教科の教材が入っているか分かるように工夫してあげることで、忘れ物を減らすことができます。
手紙やプリントはファイルごと受け取ってはいけない
1学期の間は、手紙やプリントが入ったファイルごと直接娘から手渡しされていたわが家ですが……、ファイルを受け取ったタイミングに親の私が何かをしていると、どこにファイルを置いたかわからなくなるという状況が何度かありました。私がしっかりしていないから起きたことですが(笑)、いろいろと考えた結果、教材を入れる棚の上にカゴを置き、そこをプリント置き場と決めて、子ども自身でファイルから入れ替えてもらうことに。 ここでも「定位置を決める=探し物をする無駄な時間が生まれない」という結論に至りました。
1か所にまとめることで自立が進む!
ランドセルや教科書だけではなく、毎日の持ち物である給食袋やハンカチ、ティッシュなども、学用品と一緒に置いてあげると分かりやすさがアップします。週に一度持って帰ってくるようなモノ(わが家でいうと手提げ袋や上履きなど)も、同じ場所に収納することで、週初めの忘れ物を防ぐことができます。 ちなみにわが家では、子供の洋服もLDKに置いています。多少狭くなっても、結局LDKに置くことが親も子どももラクだからです。LDKなら親の目が行き届くし、子どもの準備動線も短くなるので、朝の忙しい時間でのストレスの軽減と、子ども自身で準備させる習慣化づけが幼いころから実現できるようになりました。 特に2階建て以上のお家や大きいお家にお住まいの方の場合、できるだけ子どもの身支度動線が長くならないように配慮することが大切かなと思います。 長い夏休みがスタートし、毎日どう過ごそうかと悩んでいるご家庭も少なくないですよね。わが家もまさにその一人。何かと負担が増える時期でもありますが、実は夏休み中こそ、親子で整理整頓をシステム化させるチャンスです! どんな方法だったらお片付けしやすいかな? 管理しやすいかな? 親子で一緒に「システム=仕組み」を考えることでお子さんの自立にも繋がります。 最高の新学期をスタートさせるために、夏休みに「忘れ物を防ぐ学用品収納のシステム化」を親子で考えてはみませんか?
【Profile】オンライン建築士とも(instagram:@tm_tegaki_pers)
7歳女の子と4歳男の子を育てる一級建築士ママ。大学卒業後、新卒で積水ハウス株式会社に入社。9年間で戸建や賃貸住宅の設計を経験し、独立。インスタでは「今も未来も住まいを愉しむ家づくり」をモットーに発信。家づくりのサポートや間取りのセカンドオピニオンをしながら、住まいを通して豊かな人生を送る人を増やすために活動。 instagram:@tm_tegaki_pers
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