多芸多才な国際派、林芳正氏 横顔と略歴
自民党総裁選に立候補した林芳正氏の人物像を紹介する。 外交・内政政策に通じ、ピアノやギターの演奏が得意という多芸多才な面を持つ国際派だ。前任者が辞任した際などに緊急起用されるケースが多く「政界の119番」の異名も。解散した岸田派のナンバー2かつ、官房長官として岸田文雄首相を支えてきた立場から、2回目の総裁選に挑む。 流ちょうに英語を話し、安定感が強みの一方、目新しさに欠け独自色発揮が課題だ。父は元蔵相の義郎氏。山口県出身。 【略歴】はやし・よしまさ 米ハーバード大院修了。衆院議員秘書を経て1995年に参院初当選。2021年衆院選でくら替えした。防衛相、農相、文部科学相、外相を歴任し、現在は官房長官。63歳。山口3区、当選1回。参院当選5回。