【学年別】自由研究におすすめの「実験」4選!家ですぐにできる&学びが深まるテーマをご紹介
【中学生】におすすめ! 野菜の道管調べ
対象学年:中学1年生 中学2年生 中学3年生 制作日数:1日 植物の水の通り道である「道管」。実際に水を吸い上げていることや、どのように分布しているのかを食紅を使って確かめましょう。 【用意するもの】 ●好きな野菜 ※ カリフラワーやセロリ、アスパラガスなど茎がある野菜が結果がわかりやすい。 ●食紅 ●野菜を入れる器 【進め方】 1.野菜を入れる器を決める(野菜が安定して、茎の部分が色水につかる器を選ぶ)。 2.器に水を入れ、食紅を少量ずつ入れてしっかり溶かし、赤い色水を作る。 3.野菜の茎をうすく輪切りにし、切り口を2の色水にひたして1~2時間おく。 4.野菜の茎を1~2mm切り落とし、切り口を観察する。 ※ 水を吸い上げるスピードは、季節や室温の影響を受けて変わる。野菜によっても違うので、切り口を見て色付きが悪い時は、さらに色水につけて実験を続ける。
【まとめ方の工夫】 ●切り口を写真にとったり、スケッチしたりして貼り、気付いたことを書く。 ●道管は茎のどのような場所に分布しているかをまとめる。茎の表面のかたい皮と内側のやわらかい部分の境目にある(カリフラワー)、一列に並んでいる(セロリ)など、並び方や周囲の形状などに注目して気付いたことを書く。 ●教科書や理科資料集で、維管束について調べ、実験の結果と比べてみる。 【学びの深め方】 道管の並び方で「双子葉類」「単子葉類」に分けることができます。カリフラワーやセロリは「双子葉類」で、アスパラガスなどは「単子葉類」。共通点や違い、特徴をまとめてみましょう。 顕微鏡があったら、うすく切り取って組織のようすの観察を。スケッチして、気付いたことを書き込みましょう。
まとめ&実践TIPS
実験というと、壮大なものをイメージするかたもいらっしゃるかもしれません。しかし、身近なものを材料にしたり、日常生活でのちょっとした疑問を出発点にしたりすることもできます。予想して、確かめて、結果を確認して、考察するというプロセスは、お子さまの関心や思考を深めてくれます。「この条件を変えてみたらどうなるかな?」「予想と結果が違ったのはなんでだろう?」など、思考を深めるきっかけになる質問でサポートしてあげられるといいですね。