Jlab Go Pop ANC使ってみた:安価なノイキャンイヤホンならこれが正解
操作性:音量調整が課題
専用アプリでボタンの操作をカスタマイズできます。が、今回一番イライラしたのがこれ。アプリ自体の機能には問題ないものの、UIがダメダメ。設定していくのに絶対イライラするやつ。 イライラはちょっと忘れて、操作性。カスタマイズできるジェスチャーはワンタップ、ダブルタップ、トリプルタップ、そして長押し。右イヤフォンにワンタップで音量UP、左イヤフォンには音量DOWNを割り振ってみました。が、ここでイライラ復活。ボリュームを2~3段階上げ下げしようとすると誤作動します。なぜなら、ダブル・トリプルタップだと認識されてしまうから。一定の間を空けないと音量の数段階調整ができない。それなら、スワイプ操作にしてほしかった。ちなみに、長押し割り振りにしてもやっぱり使いづらかったですね。
音質とANC:驚きのノイキャン力
サウンドクオリティでいうと普通です。平均的。価格に見合った音。Jalbは子ども向けという声もありますが、これはつまり音質が理由ですね。ディティールのある音質にこだわりがない人向けということ。プリセットやカスタマイズチューニングをいじってみましたが、大きな変化もなし。音がフラットで奥行きやレイヤーは感じません。 強いていうならば、低音よりは高音が強め。10mmドライバ搭載なので、当然といえば当然。高音もキツい音なので、音量上げると割れを感じます。 一方、ANCにはびっくり。商品名に冠していることから、すべての力をANCに注ぎ込んだのかもしれません。え?って言うほどパワフルなんです。ニューヨークの街の通勤でノイズをしっかり消し去ってくれました。車のエンジン音も、人の声も消えました。低音はノイキャンの課題ですが、それでも許容範囲まで低減されていました。ANCオフで音楽を聴いていると、内容まではしっかり聞き取れないまでも周辺の人の声は聞こえます。これがANCオンにすると、この街に自分しか存在しないような気になります。 30ドルという価格でここまでノイキャンを高められたら、もう文句のつけようなし。 JalbのANCで賞賛に値するのは、やりすぎてないこと。ノイキャンが強すぎると、耳の中が詰まったような不快感が出ることがあります。外音取り込みモード(Be Awareモード)も同じで、大袈裟に強調することなく自然な音がナイス。