夫婦でそれぞれで貯蓄している「夫婦別貯蓄」が増加中。パートナーの貯蓄を知らなくても大丈夫なの⁉【FPに聞く】
お金の話はオープンに 【別々に貯蓄/貯蓄額はお互い知っている】
「別々にしているのは、わざわざお金を移動させるのが面倒だから。お互いオープンに話すので問題はありません」(ねこすき) 「それぞれ給料から生活費や必要経費を引いた額を別のところに貯蓄しています。本当は夫婦合わせての貯蓄額がわかりやすいよう共通の口座に入れたいのですが、共通の口座というものが無いため、今の貯蓄方法になっています」(まるまま) 「それぞれで貯蓄ですが、10万円を超える買い物は相談して買うようにしています」(さのさの)
教えたくない理由は相手の金銭感覚 【別々に貯蓄/相手の貯蓄額は知っているが、自分は教えていない】
「夫が全く貯金ができないタイプです。定期積立とNISAの積立を本人の口座でやっていますが、ちょくちょく引き出すのでまったく貯まりません。そういうタイプなので共通の口座は絶対作りたくない」(emi) 「金遣いが荒いので、一緒にしたら使い込まれるので」(ななんた)
納得している人は少数派 【別々に貯蓄/自分の貯蓄は教えているのに相手の貯蓄は知らない】
「夫の貯蓄額は知りません。ただ私は金融知識があり、夫が投資に回してもよいと思うお金が証券口座に定期的に入ってくるので、それを私が資産運用しています。もちろん、何に投資するかなどは事前に話し合い、その株式を購入してもらっています」(LUCAS) と、余裕のあるコメントは少数派。 「生活費ごとに夫婦で分担をしています。たまに貯蓄の話になり、お互い『いくら位はあるよ』と、報告はしていますが、口座を確認しているわけではないので真実はわかりません」(りーちゃん) 「夫が地域の祭りの組織や消防団に入っており、飲み会などが多く、結婚当初から『家計は別々で管理』と、言われました。私は倹約家なので貯蓄は着実に増えていますが、夫の貯蓄額は知りません。今は男のプライドもあるのかなとあえて聞いていません。必要な時期になったら聞きたいと思います」(ゆきだるま) 「夫が家計 (管理・貯蓄・将来設計等全て)を担当しています。私の貯蓄は圧倒的に少ないので、こちら側は包み隠さず伝えています。しかし収入も貯蓄も少ない私が、なぜか食費と子どもにかかる費用を全て負担しています。加えて、夫は自分に自由にお金を使っているなと思うことがたびたびあり……。夫の総貯蓄額も知りたいと現在悩み中です」(ほのママ) 「夫はチマチマ貯金をするよりも、働いて収入を増やした方が良いと考えるタイプです。老後や教育費のために、今から夫婦で長期積立をしたいのですが、夫はやりたがらず私のみ。働けなくなったらどうするのか? と、話してもあまり良い反応はないです」(とみぃ) 「夫婦別財布」が浸透しつつある昨今ですが、「夫婦で別貯蓄」は問題ないのでしょうか? ライフスタイルアドバイザーで1級FP技能士の前田菜穂子さんに伺います。