40代の専業主婦が絶句…小2の息子の「中学受験」準備をはじめたら「地獄」が待っていた!
周りの状況に焦り始めた
これに限らず、習い事そのものに興味がないわけではなかった。以前から子どもが興味を持ったら習わせたい、評判の良いところがあれば見学してみたいとは思っていた。 早速、同じマンションに住むママ友たちに習い事事情を聞いてみると、「大したところじゃないよ」「この辺にある習い事だよ」などと濁されてしまったという。 「その時は知らなかったのですが、自分が通わせている習い事をオープンにするのは好まれなかったようです。でもなぜ隠すのかは良く分かりませんでした。 息子づたい聞いた所を調べてみると、人気すぎて入会すらやっとな英語教室でした。さらにこのほかにも、中学受験対策の塾、算数教室、個別指導塾などにも通っていたんです」 サエさんの話によると、その英語教室の月謝は月3万円超え。小学生の1ヵ月あたりの平均費用である1万6,676円(ベネッセコーポレーション調べ)のおよそ1.5倍と高額にもかかわらず、入会説明会はキャンセル待ちにになるほど大人気だそうだ。 「中学受験の過熱は耳にしていましたが、まさか低学年のうちから習い事と学習塾をかけ持ちしている家庭が、周りにこんなに多いとは思っていませんでした。夫婦の意見としては、受験するならば名の知れた有名中学へ進学してほしいと思っていたので、この現実を知って焦り始めたんです。 まだ日本語も満足ではないのに英語は早いかなとも思いましたが、いまは少しかじっていれば…程度の英語力では、全然通用しないと聞きました。ネイティブ同様に書ける、読める、話せるは当たり前に求められるだそうです。 中学受験には直接関係はありませんが、子どものうちから英語に親しんだ方がよいだろうと、息子の将来に投資する感覚で通わせてみることにしたんです。これこそ、スタートダッシュが遅いと取り返しがつかないと思ったので」 自分だけがおいていかれているような状況に焦ったサエさんは、それまでの考えを改め月謝3万円の英語塾に通わせることにしたが、その選択によりのちに自分の首をしめることになる。 …その詳細、つづきの「息子の「中学受験準備」で家計が破綻…生活レベルを落としても、プライドを優先した「専業主婦の末路」」では、教育費が200万円では足りない現実を突き付けられたサエさんの末路をお伝えします。
吉田 みく(ライター)