立憲民主党、参院選公約を発表(全文3完)民主主義のバージョンアップを
ボトムアップ経済ビジョンの財源は?
France10:France10の及川と申します。先日の立憲経済ビジョンの会見でも伺ったのですが、例えば日本共産党さんでしたら、7.5兆円予算を投入してその財源も示していましたが、立憲民主党としてはこのボトムアップ経済ビジョンに掛かる予算は、だいたいどれぐらい考えていらっしゃるのか。そして財源はどうするのか、以上、2点伺えればと思います。 逢坂:今回の「立憲ビジョン2019」によりまして、新規に財源が必要になるというのは、さまざま政策の議論、深化の程度がありますので、一概に全部を言い切ることはできないんですけれども、おおむね1兆数千億から2兆超程度というふうに考えております。それらの財源につきましては、われわれは今、税制の見直しということを言っております。特に累進制の強化、こういったことの中で、その財源というのは確保できるものというふうに判断しております。 司会:それでは、あとお1人にしたいと思います。では一番前の方で。じゃあ、あと3人で終わりたいと思います。では一番前の方、お願いいたします。
福島第一原発事故関連の公約は?
西中:フリーのジャーナリストの西中と申します。東日本からの復興、災害への対応に取り組みますというのは、3番目に取り出して書いてあるんですけれども、この中に福島第一原発事故のことについての就職の問題ですとか、あるいは今もう避難してる方の問題とかが入っていません。もともと枝野さんにしても福山さんにしましても、福島第一原発事故に直面した当時の閣僚であるということが、さっきおっしゃってた一丁目一番地であることの一番大きな理由の1つではないかなと思うんですが。 この福島第一原発事故による被害に対する言及がはっきりと書かれてないのはなぜでしょうか。あるいは、これとは書いてないけれども、選挙の中できちっと明文化されていくということなのかどうかという、今後の方針を含めてちょっとお話聞かせてください。 枝野:「復興・創生期間」という表現は、福島を中心とする原発事故による被害、影響から復興・創生するということも含まれているというふうに認識、理解をしております。そうしたことの中で、特に原発事故の影響で復興、再生等が遅れているということも間違いありませんので、まさにそのことを一番の視野に入れて、復興・創生期間が終了しても、われわれは国が責任を持って東日本大震災、原発事故を含めた復興に全力を尽くす。国が責任を持って全力を尽くすということを示させていただいてるという意味であります。 司会:それでは、その斜め後ろの白いシャツで。ごめんなさい、お願いいたします。 逢坂:先ほど来話が出てますとおり、この「立憲ビジョン2019」、まさにこれ選挙に向けての政策ということでありますので、選挙のほかの、特に与党、政府とは違うといったような論点をたくさん盛り込んでるわけですが、それ以外の政策につきましては政策インデックスという形で、たぶん全体で100ページぐらいになろうかと思っておりますけども、そういうものの中に現在議論中の政策、あるいはわれわれが目指す方向といったようなものも盛り込まれておりますので、そういったこともまたのちに発表させていただきたいと思っておりますので、その点は付け加えさせていただきます。 司会:ありがとうございました。では斜め後ろの方。