立憲民主党、参院選公約を発表(全文3完)民主主義のバージョンアップを
令和デモクラシーの定義を教えて欲しい
NHK:NHKの【ヤマセ 00:48:16】です。令和デモクラシーという言葉をどう位置付けられているかという、枝野代表の定義をお聞かせいただきたいのと、あらためてデモクラシーという言葉をスローガンに掲げられる、【イ*ナカ00:48:29】今の政治をどう見ているかってことがあると思うんですけども、これについてもちょっとお答えいただけますでしょうか。 枝野:ここで掲げている、特に前段2ページの国家ビジョンというものは、先ほど申しましたとおり政治、あるいは民主主義が従来のやり方では社会や経済のパラダイムシフト自体が実現できないというふうに思っています。 参加型の民主主義。それは単に、例えば国会でものを決めることに主権者の皆さんがどうコミットしていくのかということにとどまらず、さまざまな国づくり、地域づくりというものに1人1人の主権者の皆さんがより積極的にコミットできる、参加できる。そういう社会をつくっていくということを通じて、このパラダイムシフトは実現できる。そういう意味では、民主主義のバージョンアップだというふうに思っています。 従来どちらかといえばわが国は、お任せ民主主義といわれてきた側面があった。これでは経済や社会のパラダイムシフトも実現できない。政治も含めて主権者が参加できる、参加する、そして一緒につくっていくという民主主義と社会をつくっていかなければならないという思いで、それをかつて、大正デモクラシーが普通選挙運動ですね。普通の1人1人の主権者がいずれも有権者として選挙に参加できる、当時は男性だけではありましたが、という大きな民主主義の進化というのは、大正デモクラシーによって実現できた。もしかするとそれを匹敵する。もしかするとさらにそれを超えるような、大きな民主主義のバージョンアップではないかという問題意識から、今のこの新しい時代の間に、そういった転換を進めていきたい、バージョンアップを進めていきたいという決意を込めて令和デモクラシーと呼ばせていただきました。でいいですか。 司会:それでは最後の質問、はい、挙手していただいた。お願いいたします。