観葉植物の土、虫やカビなどのトラブルに悩んでいない?土づくりや管理のアドバイスと、おすすめ市販土9選をご紹介!
ハイドロカルチャーで土を使わずに観葉植物を育てることも可能!
土を使わずに、水耕栽培で観葉植物を育てることができます。ハイドロカルチャーは、「ハイドロボール」という粘土を高温で焼いて発泡させたボールを使う水耕栽培。 ボールにたくさん空いた細かい穴から空気を取り込み、植物に酸素を送ります。水とハイドロボールだけでなく、根から栄養が吸収できる液体肥料や活力液が必要です。 土で管理していると、水やりのタイミングが難しく感じるときもありますが、ハイドロカルチャーは水の状況が目に見てわかりやすいので、水を足すタイミングがわかりやすいというメリットも。 衛生的でキッチンやテーブルの上にも気兼ねなくおけるので、土の管理にハードルを感じている方もトライしやすいでしょう。
観葉植物にあるトラブルの種類と対処法
観葉植物を育てているときに起こりやすいトラブルと対処法を紹介します。異変があったときにすぐ対処できるように、観察する習慣をつけましょう。 1.観葉植物に虫がつく 観葉植物に虫がついてしまうと、植物を弱らせ、見た目も悪くなってしまいます。葉や茎の変色から始まり、最悪の場合は枯れてしまう原因に。虫がつく理由と対策方法をおさえておきましょう。 <虫がつく理由> 園芸店やショップに観葉植物が並んでいる段階で虫の卵がついていると、自宅に持って帰ってきたときに羽化してしまう可能性も。 また、虫はジメジメとした環境を好むので、水の与えすぎや蒸れが原因になることもあります。 よくある虫は「アブラムシ」「ハダニ」「コバエ」 観葉植物につきやすい虫を紹介します。 ・アブラムシ:体長2~5mmで水玉のように見える。屋外から侵入しやすく、窓際で管理している観葉植物につきやすい。 ・ハダニ:成虫は足が8本あるクモの仲間。植物の汁を養分にするため、ハダニが増えると葉に白い斑点のような跡があらわれる。 ・コバエ:ハエや蚊に似た小さな羽虫。繁殖力が高く、大量発生すると観葉植物を弱らせてしまうことも。 <虫の対処法> 虫を見つけたら、まずはティッシュや手袋をして手で取るようします。葉の裏に卵が産み付けられている可能性があるため、葉を水拭きすること。手で取る作業が追い付かない状態のときには、専用の殺虫剤で駆除をします。 また、普段から水を与えすぎていないか、水やりの頻度を見直してみましょう。湿度が高いと虫がつきやすくなるため、風通しのよい場所に移動させることも大切です。 虫除けや虫が苦手な臭いを放つアロマスプレーを周りに吹きかけておくと、虫対策になります。 2.観葉植物の土にカビがはえる 土のうえに生えた白いカビやキノコは、ほとんどの場合観葉植物そのものに害はありません。 人への影響のほうが気になるので、割り箸でそっと取り除きましょう。 <カビが発生する理由> 湿度が高いとカビが発生しやすくなります。水やりで土が湿ったまま、日当たりと風あたりの悪い場所に放置してしまうと、カビが生える原因に。 カビを何度取り除いても再び発生してしまう場合は、菌糸が土の深くまで侵入しているかもしれません。こういった場合は、植え替えのタイミングで土をリニューアルしましょう。 <カビ対策> 日当たりと風通しのいい場所で管理しましょう。 定期的に窓を開けたり、可能であればサーキュレーターを置いて風を循環させ、多湿の状態にならないよう気をつけましょう。 3.根腐れ 根が腐ってしまい、根本や茎が黒く変色したり、ブヨブヨしている状態を根腐れといいます。 <根腐れする理由> 必要以上に水を与えてしまうと土が湿った状態が続き、次第に根が腐ってしまいます。 日当たりや風通しが悪いと水が乾きにくくなるため、根腐れを加速させてしまう可能性があります。 <根腐れの対処方法> 根や茎の異変を感じたら、加湿の状態になっている原因を探ります。受け皿に水が溜まっていたら水を捨て、カバー材を使っていたら外すこと。 日当たりがよく、風通しのある場所で、土が乾くまで水を上げずに放置すると復活する可能性が高まります。植物が弱っている状態なので、元気に戻るまでは植え替えは必要はありません。 根腐れを起こさないよう、普段から土の表面が乾いてから水やりをしましょう。 水やりをするときは、チョロチョロとあげるのではなく、鉢底から水が抜けるまでたっぷりとあげてください。乾いて、たっぷりあげて、の繰り返しが◎です。