元F1チームオーナーのエディ・ジョーダン、進行性の癌を患っていると明かす「検査に行ってほしい」と呼びかける
元グランプリチームのオーナーで、現在は解説者を務めるエディ・ジョーダンは、この9カ月間、転移した“進行の早いがん”の治療を受けていたことを明らかにした。ジョーダンは、友人のデイビッド・クルサードと配信しているポッドキャスト番組のなかでこのことを明かし、この機会を利用して、身体に何か異常を感じたら誰もが検査を受けるよう促した。 【写真】2024年F1モナコGP エディ・ジョーダン、ミカ・ハッキネンと娘エラ 積極的な発言で知られるジョーダンは、しばらくの間は自身の病状について比較的内密にしてきたが、最近の放送で「番組で少し触れたことがある」と認めた。そして、「3月と4月に膀胱がんと前立腺がんと診断され、その後、がんが脊椎と骨盤に転移した。つまり、かなり進行が早かった」と明かした。 ジョーダンは自身の現在の状態について何も語らなかったが、自分のプラットフォームを利用して、何かおかしいと感じたらすぐに検査を受けるようリスナーに呼びかけた。ジョーダンは、余命がよくても数年だと宣告された元オリンピック自転車競技チャンピオンのことを取り上げ、「我々の素晴らしい友人で真の大スターであるクリス・ホイが、私と同じような病気について公の場で話しているのを誰もが聞いたことがあるだろうが、彼は私よりもずっと若いのだ」と指摘した。 何かおかしいと感じたらすぐに行動するよう、人々に促しているこの元サイクリストに同調したジョーダンは、次のように締めくくった。 「これはちょっとしたメッセージだ。みなさん聞いてほしい。時間を無駄にしたり、先延ばしにしたりしないでほしい。検査を受けに行こう。人生にはチャンスがあるのだから。非常に多くの医学的なアドバイスがあり、寿命を延ばすためにできることも数多くある。検査に行ってほしい。愚かにならないで。恥ずかしがらないで。これは恥ずかしいことではない。みんな、自分の身体に気を配ろう」 そして、最悪の時期があったことをほのめかしながら、ジョーダンはこう述べた。 「我々は前に進んでいく。確かに、非常に暗い日々もある。だが、ありがたいことに我々はそこから抜け出すことができた」 ジョーダンの親しい友人によると、彼は数回入院して治療を受け、夏以降は病状がかなり改善したが、それでもまだ安心できる状態ではなく、2025年もしっかり治療を続ける予定だという。 [オートスポーツweb 2024年12月16日]