【F1】角田裕毅 レーサー人生のカギ握る〝巨大スポンサー〟現れるか「興味を示す企業ある」
F1のRBに所属する角田裕毅(24)を支援する〝巨大スポンサー〟は現れるのか――。 レッドブルではセルジオ・ペレスが今季大不振に陥ったことで、契約解除を検討。更迭が決まった場合の後任候補として、姉妹チームのRBに所属する角田とリアム・ローソンが最終的な選択肢となっている。昇格の行方も含め、角田にとって今後のF1レーサー人生で重要になってくるのが、巨額資金で支援してくれるスポンサーの存在だ。 F1界では「実力だけでなく、どれだけの持ち込みスポンサーがあるかもドライバー選定の重要な要素になってくる」と関係者が指摘するように、〝資金力〟も生き抜く上で不可欠。衰えが顕著なペレスをレッドブル側が簡単にクビを切れないのも、ペレスが地元メキシコの巨大企業を複数スポンサーとして抱え、チームに巨額のカネをもたらしているからと指摘されている。 角田はレッドブルにパワーユニットを供給するホンダの支援こそ受けているが、他のF1ドライバーと比べてスポンサーの数や資金力が少ないのが〝弱点〟。今後はレッドブル昇格が実現しても、逃すにしても、巨大スポンサーを得られるかがF1での成功を左右する。 では現実問題として、角田をビッグマネーで後押しする企業は現れるのか。大手広告代理店関係者は「F1は欧州に加えて近年は米国でも人気が高まっていて、角田選手も海外ではかなりの知名度がある。そうした背景から興味を示している企業はある」と指摘。他のスポーツで積極的に資金を注入する大手IT企業や、投資系の新興金融企業などが手を挙げる可能性があるという。 角田が目標とするF1チャンピオンの夢を支える救世主の出現が待たれるところだ。
東スポWEB