石川遼、会心ミラクルイーグルに自身もビックリ「届くとは…」 丸山茂樹も「一生に1度あるかないか」
ZOZOチャンピオンシップ第2日
日本開催の米男子ゴルフツアー・ZOZOチャンピオンシップ第2日が25日、千葉・アコーディアG習志野CC(7079ヤード、パー70)で開催された。22位で出た石川遼(CASIO)は、1イーグル、2バーディー、2ボギーの68で回って通算4アンダーとし、22位をキープした。17番パー4では、右ラフから「花道に出すつもり」で打った第2打が転がってカップイン。運も味方に、昨年4位に入った今大会で2年連続トップ10入りを狙う。 【動画】「イケメンすぎる」「渋すぎ」 プレーを見つめる50歳大物俳優の実際の動画 インスタートの石川が、8ホール目の17番パー4でミラクルを起こした。右ラフからピンまで残り198ヤード。頭の中では「これを花道に出して、パーを拾う」と描いていたが、放った第2打が想定外に転がり、カップに吸い込まれた。歓声でそれを知った本人は慌てて、両手を挙げて喜びを表現した。 「全く(ピンを)狙っていないショットで、届くとは思っていませんでした。走ってボールを拾って戻ってガッツポーズしたいぐらいの気持ちでした(笑)」 カップから取り出したボールは、目が合ったギャラリーの男性に投げて渡そうとしたが、届かずだった。「18ヤードかと思ったら、19ヤードでした(笑)」。苦笑いの石川は、それを自ら拾って渡して男性を喜ばせた。 このショットについて、テレビ中継の解説を務めた丸山茂樹は「これは一生に1度あるかないかのショットです」と驚嘆。だが、石川自身は全体を通してアイアンショットが冴えていなかったことが不満だった。 「ラッキーもありましたが、イーグル以外はあまりチャンスもなく本当にパープレーの内容でした。アイアンを修正したいですね」 2007年、15歳で衝撃的な国内ツアー初優勝を飾ってから17年。その間、米ツアー(PGA)を主戦場とした時期もある石川は「やっぱり、PGA選手のショットを見て学べるのは楽しいですし、あと2日も楽しみたいです」と話す。一方で、自身は10代の頃から自身のプレーでギャラリーを楽しませたい思いを強く持ってきた。首位とは8打差あるが、本来のショットを取り戻し、大会を盛り上げるつもりだ。 53位から出た松山英樹(LEXUS)は71で回って通算2オーバーとし、65位に後退。首位で通算12アンダーのニコラス・エチャバリア(コロンビア)とは14打差で、2021年大会以来3年ぶり2度目の優勝は厳しくなってきた。
THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida