「mixi」「モンスト」で市場席巻、サプライズが最優先!の経営方針、スポーツ事業でビジネス拡大 MIXI・木村弘毅社長
――SNSの「mixi」、ゲームの「モンスト」、そしてスポーツと異業種のビジネスを成功させていますが、次は何を狙いますか
「いま注目している2大ワードが『インド』と『AI(人工知能)』です。インドの場合、人口が約14億人いて増え続けています。しかもスマホの普及率が5割を超え、人口とITの環境が整っています。たとえば『モンスト』をどうアレンジすればいいかなどを考えています。また、インドのベンチャーなどに最大75億円の投資をすると発表しています」
――AIへの取り組みは
「AIは大きく生産性を上げるだけではなく、アプリケーションの領域にも入ってくることで、今までのインターネットのサービスと全く別の高いクオリティーのものが提供できると考えています。われわれのパワフルなエンジニアたちがAIも使えるようになることが近道なので、リスキリング(学び直し)を始めています」
――2022年に社名と企業ロゴを変えました
「MIXIと大文字にして、赤とオレンジの『エモーションバー』を入れました。『熱い気持ち』と『温かな気持ち』が込められています」
――今後の目標は
「一つはグローバル企業になっていくということですね。日本は人口減少というリスクがありますが、世界に目を向けるとまだまだ人々のコミュニケーションを良くすることができるという思いもあります。日本のIT企業がグローバルで成功したケースになれれば、日本の経済全体にもエールになると思います」
――日本企業が海外で勝負するには
「モンストは競争環境の激しい日本でトップタイトルとして磨かれてきたので、面白さを含めて非常にレベルの高いことをやっています。ゲームにかぎらず日本酒やフードカルチャーなど、海外に届けていくと高く評価してもらえるものは、たくさんあると思っています」
■飢餓状態で会食!?
【習い事】小学校時代はほぼ「週7」で習い事をしていたという。
「学習塾、書道、絵画、英会話、水泳、ボーイスカウトなどいろいろです。親は全部やらせてくれて本当にありがたかったですね」