「これをはいて!」英ロンドンの地下鉄で目の不自由な男性の靴が…乗客のとっさの行動に賞賛集まる
ネット掲示板「レディット」に投稿された、英ロンドンの地下鉄で起きた心温まる出来事に喝采が寄せられている。 【写真】「再生不良性貧血」の8歳少女を救った! 骨髄ドナーと初対面で涙、涙の抱擁に全米感動 11月18日、キングス・クロス駅の地下鉄サークル線のホームで、目が不自由な男性Aさんが電車に乗り込もうとした時のこと。ロンドン交通局(TfL)の職員が介助していたが、Aさんはつまずいてしまった。投稿者ら数人がすぐにAさんを手助けし、空席に座らせたのだが……靴が片方脱げてなくなっていることに気づいた。 つまずいた拍子に、靴が電車とホームの隙間に落ちてしまったのだ。すぐに運転手に知らせようとしたが、うまく伝わらなかったようで、電車はそのまま発車。Aさんは少しパニックになった。 その時、1人の乗客の男性(写真)が何の躊躇もなく自分の靴を脱ぎ、「これをはいてください」とAさんに渡した。男性は一切の謝礼を受け取らず、名乗ることもしなかったという。 その日は非常に寒く、男性はリバプール・ストリート駅で下車して新しい靴を買いに行ったという。 投稿者はこの出来事を目にして深く感動。投稿で男性を「真のヒーロー」と称賛し、「顔は隠しています。彼は私がこれを投稿したことを知らないので、プライバシーを尊重したいのです。普段、この手の感動話を共有するタイプじゃないんだけど、この出来事には背筋が震えるような感動を覚えた」と書いている。 そのうえで「世界には信じられないほど良い人々がいることを伝えたい! 世界は素晴らしい場所であり、私たち1人ひとりができることをやりさえすれば、それをさらに素晴らしい場所にできるのです!」と記した。 この投稿には、6100以上の「いいね」が付き、イギリスの無料タブロイド紙「メトロ」などで報じられたこともあり、共感と感動の輪が広がっている。 ◇ ◇ ◇ 心が洗われる話、足りていますか? もっと読みたい人は、以下の■関連記事もどうぞ!