2025年、働く大人のファッションは「きれいめスタイルにカジュアル足し」が正解!
“似合う”カジュアルアイテムは愛用ブランドで探せばうまくいく
NW では実際に30代の私たちは、どんな風にカジュアル要素を足したらよいと思いますか? 加藤 最も手っ取り早いのは、いつものきれいめスタイルにカジュアルアイテムをひとつだけ加えてみることかな? Tシャツ、スウェット、タンク、スニーカー、キャップ、遊び心のあるメガネとか。春の定番であるトレンチコートの中をシャツじゃなくてTシャツにしてみたり、足もとをスニーカーに変えてみたり、それくらいのことでいいんです。それだけでフレッシュ感、こなれ感、今っぽさ、全部がかなうはず。あとデニムもカジュアルダウンには最適なアイテムだと思うな。 東原 デニムで思いだしたけど、「アンクレイヴ ホワイト」でセンタープレスが入ったスラックス見えデニムを出したとき、「普段デニムはほとんどはかないけど、これならいけます!」って言ってくれる人が結構いて。世の中にはデニムに抵抗がある人が想像以上にたくさんいるんだなって思った。 NW 冒頭で話した友人もそうかも。休日でもカジュアルな服を着ているのを見たことがなくて、デニムもスニーカーも持ってなさそうです。 加藤 あ、でも実は私もテック系のスポーティすぎるスニーカーは苦手。普段シンプルな服が多いからか、なんか足もとだけ浮いちゃう気がして。 榎本 きれいめ派の人も同じように苦手意識を持ってそう。そんなカジュアル初心者におすすめのスニーカーは? 加藤 セレクトショップにあるスニーカーはいいですよ。たとえば「デイト」とか「ノヴェスタ」とか。色合いもシックで形もスポーティすぎないから、きれいめスタイルになじませやすいはず。デニムも同様に、洗練された大人のブランドをのぞいてみて。おすすめは「エブール」。きれいなラインのデニムがそろっています。 東原 デニムやスニーカーを普段はかない人は特に、いつもの自分のテイストから大きくズレることなく選べると安心ですよね。好きなアパレルブランドやショップで探せば、手持ちのきれいめ服にも自然と合う気がする。 加藤 そう。敬遠しがちなスウェットもガチのスポーティ系じゃなくて、可愛げのあるカレッジ風デザインとかね。「サードマガジン」や「ウィム ガゼット」のロゴスウェットは着やすいですよ。キャップもセレクトショップやアパレルブランドに置いてあるものは、女性に似合うように作られていると思う。 東原 突然見知らぬブランドに行こうとするから「難しい」「似合わない」ってなるのであって、慣れ親しんだブランドのカジュアルアイテムなら、そうはならないはず。 NW なんなら好きなブランドでトータルコーデしてもいいですしね! 榎本 確かに、それならムリせず統一感のあるスタイルが完成しそう! 今季なら、ポロニットもカジュアルダウンによさげですよね。 加藤 襟つきできちんと感はキープしつつ、旬のスポーツテイストを楽しめるいい選択肢だと思います。ジャケットの中に入れたり、レディなスカートに合わせるのがイチ押しです。 榎本 ただトレンドアイテムでもあるから、「失敗したらどうしよう」って思うきれいめ派は多そう。 加藤 そういうときは「ザラ」をのぞいてみるといいですよ。お値段も手頃で、トレンドものに気軽にトライできます。挑戦アイテムも身近なブランドから賢く選びましょ。