石川祐希「スタメンは簡単に奪えるものじゃない」新天地・ペルージャでの現在地が「モチベーションになっている」
石川:彼もいろんなスポーツを見たりとか読書もするし、スポーツ選手の言った言葉を拾ってきて説明したりとか、読書したときの1文を拾ってきて、パワーポイントに載せて、それについて話したり。あと歌手の曲のワンフレーズをパワーポイントに載せて話したりとか、いろいろしますね。 石井アナ:それを練習前にやるとどうですか。石川選手の中で、監督からの指導もかなりレベルが高いものがある。充実感だったり、ご自身が成長してる感覚っていうのは。 石川:充実感はめちゃくちゃありますね。自分がうまくなってるというか成長してるなっていうことも練習から感じられてるのが今の状況ですし。試合に出たときスタメンから出ることもあるし、試合の途中から出ることもあるし、そういったときにしっかりと自分のプレーを出すことができている。シーズンの初めよりも、今の方が自分のパフォーマンスも高くなってきてるっていう実感はあるので、より成長してるんじゃないかなって僕自身感じてます。 ■「スタメンはなかなか簡単に奪えるものじゃない」 石井アナ:今ご自身の成長っていう言葉がありましたけど、ペルージャはものすごくデータとか、数字にこだわるという話を聞きました。この部分は、どういう数字なんですか。 石川:僕たちのポジション(アウトサイドヒッター)に最初言われたことは、返球したときにサイドアウトが取れている確率、サーブのブレイク率、ボールに触ってる回数、ディフェンスなのか二段トスなのか、触ってる回数を重視するよ、っていうふうには言われていて。前半戦が終わったときとか、チームのサイドアウト率とかブレイク率とか、個人の選手がレセプションしたときのサイドアウト率が出てる数字をバーって見せられて。1位が確かポーランドのカミル・セメニウク(28)選手で70%で、5位くらいにウクライナのプロトニツキ(27)選手で65%、7位に僕で64%というふうにバーって出てたので。10位以内に3人いたので、それは僕たちの強さだみたいなことを言われたりとか。高い数字にあるっていうところとサイドアウトが取れてる確率が高いっていうところは、そのデータで証明されているので、そこはやっぱり保たないといけないみたいなことは言われましたね。サーブのブレイク率は1位かわかんないですけど、上位にセメニウク選手とプロトニツキ選手がいて僕はちょっと下だったので、そのサーブのブレイク率っていうところを今はあげないといけないのかなって思ってますね。