驚異的な音の良さ。全音楽好きにオススメしたいBowers&Wilkinsのイヤホン
音質は非の打ちどころなし
性能、つまり音。これはBowers & Wilkinsが自信を見せる通り、文句のつけようがありません。スタジオエンジニアがイヤホンを使うことはないでしょうが、それでもどうぞと言いたくなるほどいい音なんです。ワイヤレスとしては最上級に正確な音だと思います。逆に考えれば、低音ガンガン派や高音響かせたい派の人には不向きということ。 素晴らしい音の秘密はカーボンコーンドライブユニット。Bowers & Wilkinsいわく、これは音が大きなスピーカーやヘッドホンで使われるカーボンコーンドライバーのミニver.だと思ってくれとのことです。一般的なイヤホンのドライバーより硬いことで、歪みが低減され高周波がより正確に伝えられるといいます。また、ドライバーが軽く、音の変化に素早くダイナミックに対応できることで、よりリアルでパワフルな音を実現。 解説よりも聴いてみれば話は早いです。バランスのとれた温かみのある音は、どんなジャンルの音を聴いても素晴らしい。シャッフル再生されたジャミロクワイの「Time Won’t Wait」のグルーヴ感、快活なパーカッション、ライブ感のあるギター、ツヤのある管楽器。音の奥行きも文句なし。音量は50%から60%で十分です。 Doechiiの「ALLIGATOR BITES NEVER HEAL」のエターナルな響き、軽快なソプラノ、キリっとしたアルト、情熱的なテノール。スノー・アレグラの「DO 4 LOVE」はあまりの良さに、連続4回も聴いてしまいました。 この音、2024年に使ったワイヤレスイヤホンでは、間違いなくトップクラス!
通話品質にはガッカリ…
音楽もポッドキャストも何を聴いてもトップクラスですが、1つだけそうでもないのが…。 それは電話の音。いろんな人と電話してみましたが、3回の音声通話、2回の動画通話(テレビ会議)で、満足感の高かったのは1回だけ。私の声がどうしてもこもっちゃうんです。これが、今回のレビューで一番残念だったこと。ソフトウェアアプデで多少マシにはなったものの、まだ改善の余地ありです。