デビューから25年、憧れ続けた日産R32「スカイラインGT-R」を手に入れ10年…「クラッチが踏めるうちは乗り続けます!」
目指すはオールマイティかつエンジンへの負担が少ない500ps
エクステリアはガレージアクティブのデモカーであるストリート仕様のR32を参考としたNISMOルックのリアスポイラーレス仕様。これにガレージアクティブオリジナルのフロントディフューザーやカーボン製のグループAミラーでアクセントを添えている。 サスペンションはHKSのHIPERMAXを選択し、10.5J(18インチ)という幅広ホイール(ガレージアクティブオリジナル・RC-VI)を組み込むためにCUSCO製のショートアームも追加。最適なキャンバー角も得ることでシャコタンながら、スポーツ走行も安心してこなせるようにセットアップしている。 エンジンはHKSのインタークーラーとオイルクーラー、TRUSTのラジエターで冷却系を強化。パワー系は排気系をMine'sフロントパイプ+HKSマフラーとした以外はオリジナルのままだが、走行距離はすでに約12万kmに到達。ゆくゆくはN1レース用ベースエンジンへの交換を前提に、オールマイティに使えて本体への負担も少ない500ps仕様とするのが目標だ。すでにパワーアップに備えてガレージアクティブの大型ブレーキキットはインストール済みだ。
ショップに通い続けることで仲間と維持するための環境も整った
「長く乗り続けるために錆の原因となる雨の日は乗りませんし、洗車も極力控えています。ほぼガレージから出ることはありませんが、隣にあることで気持ちはいつも満たされています。車体下にも錆はほぼなく、程度はいいとお墨付きをいただいているので、ボディへの負担を増やさない範囲で、BNR32の可能性をさらに引き出していきたいですね」 GT-Rの魅力は、その普遍的な価値と飽きのこないデザイン。他にはない特別感が心を捉えて離さない。今なお初めてR32を見たときと同じく憧れそのものなのだ。また、ガレージアクティブに通い続けることでGT-Rという趣味を共有する仲間も増え、情報を共有したりパーツの譲渡など、さらに維持するための環境も整った。髙田さんとR32との物語はこの先も楽しさにあふれていることだろう。
山崎真一(YAMAZAKI Shinichi)