トヨタシステムズ 車両性能解析の新ソフト開発 AI活用、計算瞬時に リードタイム 16時間から1分へ
トヨタ自動車の情報通信子会社、トヨタシステムズ(本社名古屋市)は、シミュレーション上で車両や部品の性能を解析する「CAE」のリードタイムを大幅に短縮するソフトウエア「3D―OWL」を開発した。CAEでの開発は、計算にはスーパーコンピューターが必要で、計算時間も約16時間かかっていた。3D―OWLは、AI(人工知能)を組み合わせ、過去のデータをもとに、瞬時に性能予測ができる。自動車を中心とした製造業に拡販を進め、本年度は10社からの採用を目指している。